驚くほど長い「スーサイド・スクワッド」の歴史をみてみよう

驚くほど長い「スーサイド・スクワッド」の歴史をみてみよう 1

メンバーは違えど、誕生は今から57年も前!!

予告編が「ファイト・クラブ」のED曲と絶妙にマッチしていたり、ポップで極彩色豊かな公式ポスターが発表されたりと、公開前から何かと気になる映画「スーサイド・スクワッド」。

「アベンジャーズ」のような善の集団ではなく、悪者であるヴィランたちが呼び出されて結成されたスーサイド・スクワッドですが、意外にもその歴史は長く、さまざまな変貌を遂げてきたのです。

今回はIGNの動画で、もともと彼らが何者だったのか見てみるとしましょう。

デビューは1959年

スーサイド・スクワッド 歴史

記念すべきデビュー作

スーサイド・スクワッドが初登場したのは、1959年の「ブレイヴ&ボールド」シリーズの25巻。創刊当時の「ブレイヴ&ボールド」はロビン・フッドなどを主人公に昔の冒険活劇を描いたですが、方針転換によって新しいキャラクターの物語を描くことになり、彼らが選ばれました。最初の頃の彼らは特殊能力を持たない普通の人間で、政府に属しながら恐竜や1つ目の巨人などの怪物らと戦う4人組。そしてリーダーは軍人のリック・フラッグ・ジュニアでした。

その後、3巻続いたところでスーパーヒーローたちの集団「ジャスティスリーグ・オブ・アメリカ」が登場し、リックたちはその陰に潜んでしまうことになりました……。

それから時は過ぎ1986年

スーサイド・スクワッド 歴史

オストランダーと「レジェンズ」誌

スーパーマンなどのスーパーヒーローたちが別世界を舞台に登場する「クライシス・オン・インフィニット・アース」がヒットしたのを機に、コミックライターであるジョン・オストランダーが再びスーサイド・スクワッドにもチャンスをあげようと考えました。

政府機関所属のアマンダ・ウォーラーにより、ヴィランたちが減刑を交換条件に、危険な作戦をこなしてもらう「タスク・フォースX」が作られ、今の原型となるスーサイド・スクワッドが登場します。さらにここでリックが返り咲き、彼らを導く存在となりました。

この時のメンバーは暗殺者のデッドショット、「ザ・フラッシュ」の敵キャプテン・ブーメラン、多重人格で魔女のエンチャントレス、怪力のブロックバスター、格闘家にしてリック同様ヴィランのお目付け役として参加したブロンズ・タイガーでした。

彼らの任務はその名の通り死んでしまうほど過酷なもので、悪のモンスター「ブリムストーン」の退治ではブロックバスターが殺されたり、映画版にも登場するスリップノットなどのヴィランたちは逃げ出そうとした際に体に装着した逃亡防止デバイスが爆発して死亡したりと、何人ものヴィランたちが命を落としました。それでも、恩赦を目指したスーサイド・スクワッドは1992年まで66巻にも及ぶ活躍をみせました。

スーサイド・スクワッド 歴史

裏稼業が長く続いた

その頃には50名を超えるキャラクターが登場し、かつてはバットガールだったバーバラ・ゴードンが車椅子に乗るコンピューターの達人「オラクル」として描かれたり、さらにはデッドショットなど何名かのヴィランたちはソロのスピンオフ作品が展開されたりもしました。

アクの強い悪人たちがひしめき合うチームとあって、個々の性格がぶつかり合ったり、愛憎劇があったりしつつも、表舞台のヒーローたちがこなせない裏の仕事を、しかも現実世界の社会問題を交えて遂行してきたスーサイド・スクワッド。シリーズが終わっても他のDCコミックスにゲスト出演したり、第2シリーズ限定シリーズで描かれたことで、その知名度を保ったまま活躍していました。

そして2011年

スーサイド・スクワッド 歴史

ハーレイ・クインが参加!

DCユニバースが再編された「THE NEW 52」にて、スーサイド・スクワッドが現代版として生まれ変わり、ここにハーレイ・クインが加わりスーサイド・スクワッドの中心人物になったのです。メンバーはデッドショットにキャプテン・ブーメラン、キング・シャーク、エル・ディアブロ、ブラック・スパイダーなど。

以降アニメ化されたり、ドラマ「ヤング・スーパーマン」や「ARROW/アロー」などにちょいちょいゲスト出演してきました。実はデッドショットは日本のアニメーションスタジオが製作した、映画「バットマン ビギンズ」と「ダークナイト」の間の時間軸を描いているOVA作品「バットマン ゴッサムナイト」にも登場しています。

こうして57年の時を紆余曲折して……2016年にやっと彼らがハリウッド映画となったわけです。実写で暴れ回る彼らの姿が超楽しみですね。劇場ではどんな活躍を見せてくれるんでしょうか?

映画「スーサイド・スクワッド」は2016年9月10日全国ロードショー。

(C)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNEENTERTAINMENT LLC

source: YouTube

岡本玄介