幻のトルコ産「スター・ウォーズ」のプリントが見つかる!

幻のトルコ産「スター・ウォーズ」のプリントが見つかる! 1

「スター・ウォーズ」とカルト映画のファンは必見です!

1982年のカルト映画、「Dünyayı Kurtaran Adam」、またの名を「トルコ版スター・ウォーズ」35mmフィルムの最後のプリントが発見されました。

このフィルムを見つけ出したのは、トルコの貴重なヘンテコ映画を保存してDVD化するプロジェクト(例えばトルコでリメイクされた「ランボー」に英語字幕を付けてDVDを発売するなど)を主導する、Neon Harbor EntertainmentのEd Glaserさん。

Neon Harborのプレスリリースによると……

35mmのプリントは、トルコ北西の引退した映写技師のコレクションの中から見つかりました。上映当時、彼はプリントをプロダクションカンパニーに返却せず、彼のもとに置いたのです。「映写中に破損した」と嘘をついてね。

怪しげな宇宙密輸業者がつきそうな嘘によって、プリントは救われたようです。この話だけでも、カルト映画ファンなら見たくなるに違いありません。

なお、この作品にはネガが存在しないそうで、Glaserさんは見つかったプリントを「聖杯」と形容しています。彼はプリントを復元してDVD版をリリースする予定で、劇場公開のツアーも実現させたいと考えているようです。

トルコには他にも「3 Dev Adam」という名作カルト映画が存在します(動画はCaughtOnMeより)。この1973年の作品は、キャプテン・アメリカ VS スパイダーマン VS エル・サント(メキシコの伝説のプロレスラー、映画スター)といった内容。唯一実在の人物であるエル・サントも本人ではないあたりがトルコらしさでしょう。

今回の「トルコ版スター・ウォーズ」も「3 Dev Adam」と同じような、ある意味ではファンによる自作映画+MADムービーといった内容で、本家「スター・ウォーズ」のシーンをそのまま流用し、「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」や「007 ムーンレイカー」の曲を使いつつも、オリジナルのシーンを練りこんだような作品になっています(動画はhayatimnostaljiより)。

そんな珍妙な代物ではありますが、カルト映画ファンの中では人気が高く、これまでは古い吹き替えバージョンのVHSしか存在しなかったのが、プリントが見つかったというのは大ニュースです。

印象的なのは「宇宙空母ギャラクティカ」や「禁断の惑星」にインスパイアされたロボットとの戦闘シーンです……ミイラや骸骨、いろんな色のイエティも出てきますが。「スター・ウォーズ」のデス・スターでの宇宙戦シーンが背景に投影される中で、バイク用のヘルメットを被って宇宙船の「操縦席」にいる情景を演出したシーンなども、記憶に残るシーンとして挙げられています。

とNeon Entertainmentのプレスリリースには書かれています。ジェダイの武器なんていらねぇよ!とばかりに空手チョップで敵の腕を切り落としたり、馬に乗って荒野を走り抜けたりと、かなり気になる映画です。

なお、トルコでは公開から20年以上経った2006年に続編の「Dünyayı Kurtaran Adam'in Oglu」が作られたとのこと。日本でも見てみたいなぁ……。

source: Neon Harbor, YouTube1, 2, Wikipedia

Matt Hawkins - Gizmodo io9[原文
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