プリキュア史上3回目の水着回にあたり、歴史と海辺に何を思うー

プリキュア史上3回目の水着回にあたり、歴史と海辺に何を思うー 1

今週も、キュアップ・ラパパ!

顔面への攻撃禁止や、あからさまなセクシーシーンを描かないなど、プリキュアシリーズにはタブーとされる暗黙の決まりごとがいくつかあります。その中でも有名なのが、水着衣装の禁止

海辺を舞台にしたエピソードにも関わらず不自然なまでに水着を避ける演出もシリーズ通例のもので、蒼乃美希ことキュアベリーの水着姿を描いた「フレッシュプリキュア!」の2話では視聴者から苦情が来たというのもよく知られている話です(これは水着に対する苦情というより、周囲の男性モブの色目に対するものともいわれています)。

しかしこのタブーも変化しつつあります。シリーズを根本的に見直すというスタンスで挑んだ「Go!プリンセスプリキュア」の28話では、プリキュア全員の水着姿がガッツリ描かれ、かつストーリー・演出も素晴らしい回でした。水着だぜヒャッハーだけで終わるようなことは決してなかったのです。

そうしたゴープリの流れからの、今回の「魔法つかいプリキュア!」水着回。これに思うところがないはずがあろうか。いや、ない(反語)。

映像は東映アニメーションの公式YouTubeチャンネルより。リコちゃんの不憫っぷりは天下一品だぜ。

予告から察するに、1エピソードまるまる海辺を舞台とした水着回というやつでしょう。1本まるまるの水着回としては、ゴープリに次ぐシリーズ史上2回目の水着エピソードといえます。地上波で予告が流れた時は「水着だと!?」とTLが荒れたものです。

しかしこの流れは興味深くもあります。ゴープリでの知見が活かされているのは勿論ですが、プリキュアという作品を描くにあたって、過去と現在とで求められているもの、よしとするものされるものが変化しつつあるという事態が、如実にわかる点でもあるな、と。

どうして水着回一つとって大の大人がこれほど騒いでいるのか。このあたりの事情はピクシブ百科事典アニヲタWiki(仮)に目を通していただければ、ごく多少なりとも事の重みが伝わるはず、きっと、多分。

とかく、こうなったいま思うのは、これからはプリキュアも水着回が当たり前になるのかというところ。アニメ以外の関連商品では水着イラストも多数描かれていますが、アニメでも水着を描くことに対してもう少しオープンになっていくのではないか。そしてそれは、あからさまなセクシーを描くことを避けていたプリキュアシリーズが、何か新しい勘所を掴むきっかけになるのではないか。

単に水着へGoすれば良いというだけではない、非常にデリケートで難しいテーマだと思います。なんせ10年以上も蓄積してきたものがあるシリーズですから。だからこそ視聴者は期待をするし、制作側は妥協をしない、できないところでもあるのかなと感じつつ。

たった1つの水着回について、そのようなことを感じた今日この頃です。水着回が許される時代にリコちゃんが生まれてよかった。今はそう、思っています。モフ。

image by ピクシブ百科事典
source: YouTube, ピクシブ百科事典, アニヲタWiki(仮)

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