感情の増幅装置。スコセッシ映画の鏡シーン集

感情の増幅装置。スコセッシ映画の鏡シーン集 1

教訓:鏡に話しかけている様子は恐いから、見られちゃダメ。

偉大な映画監督マーティン・スコセッシは、しばしば人物の心理描写にを利用します。「シャッター アイランド」では、主演のレオナルド・ディカプリオが鏡ごしに顔が映されてから登場するなど、スコセッシにとって鏡はここぞという場面で使われる演出装置なのです。

そんなスコセッシ作品から鏡が効果的に使われているシーンを一本の動画にまとめられています。鏡の反射によって、キャラクターたちの感情が増幅していく様を堪能できるので、ご覧ください。なお、最後に流血の描写がありますので、苦手な方はご注意ください。

こちらは映像作家のAli Shiraziさんがアップしたもの。

最後の映像はスコセッシの学生時代の短編で、男が淡々とヒゲを剃るそばから出血し続ける「The Big Shave」という作品(コワイ!)です。彼が活動初期から鏡を重要視していたことが分かります。

鏡に映るものは本来、鏡に向かっている本人にしか見ることができません。他人の鏡の中を覗くという映画特有の体験は感情移入を助けます。時に主人公の狂気に引き込まれてしまいそうな恐怖を感じますが、それが作品の魅力につながっているのかもしれません。

以下は登場した作品のリストです。

「ミーン・ストリート」1973年
「タクシードライバー」1976年
「レイジング・ブル」1980年
「アフター・アワーズ」1985年
「ケープ・フィアー」1991年
「救命士」1999年
「ギャング・オブ・ニューヨーク」2002年
「アビエイター」2004年
「ディパーテッド」2006年
「シャッター アイランド」2010年
「ウルフ・オブ・ウォールストリート」2013年
「The Big Shave」(短編)1967年

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source: vimeo

勝山ケイ素