イスラエルの公安委員長、Facebookを「化け物」呼ばわりする

イスラエルの公安委員長、Facebookを「化け物」呼ばわりする 1

気持ちがわからんでもない。

イスラエルの公安委員長を務めるGilad Erdan氏が、テレビのインタビューにて、Facebookを「Monsterだ」とコメントしました。化け物よばわりの理由は、警察の捜査を妨害しているから

インタビューの中で、Erdan氏は、近年のイスラエル国内で起きたテロ事件はFacebookが助長したものであり、国は暴力を推奨するようなポストを消去するための対応が遅れていると指摘。また、ヨルダン川西岸地区での捜査を例に挙げ、Facebookが警察に協力的でないとも訴えています。「問題があればザッカーバーグに言ってよ」という姿勢に怒りを感じているようですね。

一方、Erdan氏のコメントに返答する形はとっていないものの、Facebookの担当者はネタ元のロイター紙に、暴力的なコメントは極力ブロックするようイスラエル当局と協力しているとコメントしています。イスラエル当局の要請とFacebookの対応に、ズレがあるのでしょうね。

現代のコミュニケーションツールであるソーシャルメディアが、テロ運動に使われているのは確かですが、それを取り締まるのは、線引きが難しく後手後手に回っているように感じます。パリ同時多発テロ事件の被害者の父親は、プラットフォームを通じてISISがリクルート活動をしているのを知りながら放置したとして、先月、Facebook、Twitter、Googleに対して裁判を起こしました。また、ヨルダンで殺害されたアメリカ人男性の妻も、同じような理由でTwitterを訴えています。

プラットフォームが悪いんじゃない、それを使う人間が悪いんだというのはもちろんです。ただ、現代のコミュニケーションの在り方があまりに広がってしまったことで、その取り扱いが難しくなっているのも然り。自由な場であるべきインターネットはそのままで、安全には配慮したいとなれば、非常にデリケートな問題なのであります。

source: Reuters via The Verge

Angela Chen - Gizmodo US[原文

(そうこ)