「画像認識」は「広告」に出会ってしまった。 Snapchatがスナップにもとづいて広告を表示する仕組みを導入するかも

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口から虹を出すだけのアプリじゃないんです。

日本でも大人気のSnapchat画像認識技術を利用した広告やクーポンの表示や、スナップにもとづいたフィルターの提案を行なうシステムの特許を申請していたことが明らかになりました。

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特許のなかでは上の画像のようなエンパイア・ステート・ビルのスナップを投稿した場合を例としてあげ、Snapchatが即座にキング・コングのフィルターとタイトルを提案する仕組みを説明しています。

また、投稿された写真の内容や位置情報にもとづいてクーポンや広告を表示するだけでなく、レストランを特定して店のメニューをフィルターとして提供するといったアイディアも記述されています。

さらにSnapchatに広告を出したい企業は、画像内にある特定の物体に対して入札を行なうことができる仕組みとのこと。誰かがコーヒーに関する物の写真を投稿した場合には、米国のドーナツチェーン「Dunkin' Donuts」とスターバックスが広告枠を争うことになるかもしれません。

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こうした画像にもとづく広告システムはGoogleがすでにテキストベースで成功していることでもあります。Snapchatはここ最近でアドテクノロジーへの投資をぐっと強化してきました。

6月には広告APIを発表、Snapchat上の広告をサードパーティーを介して取引できるようになりました。また、「ジオフィルター機能」により、ユーザーやブランドが特定のイベントや場所でしか手に入らないフィルターを作成できるようにしました。今回の特許取得によって、フィルターを活用した広告の仕組みがさらにスマートかつパワフルになっていくことは間違いなさそうです。

もちろん大量の写真とデータを活用して利益を生み出そうとしているのはSnapchatだけではありません。FacebookやTwitterが画像認識AIの開発を強化している目的はSnapchatと近いところにあるはずです。画像や写真に隠された情報にもとづいて広告を表示したり、写真のなかにあるブランドロゴを認識したり、画像認識技術によってこれまでになかった膨大なデータを活用できるようになります。ここに企業のマーケティング担当者が大きなポテンシャルを感じているのも納得ですね。

今回のアイデアはまだ特許の段階なので、実際にSnapchatがこのアイディアを実行に移すのかは今のところ不明です。とはいえ、ライブストーリーやDiscoverセクション、ジオフィルターなど最近のSnapchatが追加している機能をみる限り、今回のアイディアを実行にうつすのも至極当然の流れなのかも。

image by dennizn / Shutterstock.com

source: The Daily Dot, Consumerist, The Verge

Darren Orf - Gizmodo US [原文]

(Haruka Mukai)