説明台詞と優れた会話シーンの違いとは? 「ソーシャル・ネットワーク」、タランティーノ映画に学ぶ

説明台詞と優れた会話シーンの違い

映画の会話シーンは、厳密に言うと映画的ではありません。人物がお互いに話しているというだけのものもあり、いつも面白いものであるとも限りません。

というのも、会話シーンが、単にプロットを進めるために登場人物の口から出ている言葉に過ぎないというケースが少なくないからです。でも、ほかの作品に比べて、圧倒的に良くできている会話シーンがあるのも事実。

その違いは一体なんでしょう? 良い会話シーン=リアルな会話、と言えるのでしょうか? 答えはノーです。

会話シーンはリアルに見えるべきですが、その人物の人柄、物語が進むにつれ、彼らがどうなるのか、そして彼らが何をしようとしているのかを示すものでなければなりません。会話シーンとは、キャラクターを体現するものなのです。

Channel Criswellの動画は、映画における会話シーンについて深く掘り下げ、まず、デヴィッド・フィンチャー監督の「ソーシャル・ネットワーク」の素晴らしいオープニング・シーンの解説から始めています。

観客は、このオープニング・シーンから、この映画の中のマーク・ザッカーバーグについて知るべきことのすべてを把握できます。天才であること、人づきあいが下手なこと、最低なヤツであること、成功したいという願望に取りつかれていること。この会話シーンは、人物のことを完全に語り尽くし、これから起こる出来事すべてに対する彼のモチベーションが何であるかを明らかにしています。お見事!

また、会話シーンといえば、多くの人が思い浮かべるのがクエンティン・タランティーノ監督の映画だと思います。動画では、「パルプ・フィクション」「レザボア・ドッグス」などの会話シーンを紹介し、微妙なニュアンスで、会話をリアルに見せると同時にキャラクターの「人となり」を観客に伝えていると分析しています。このほかにも、「アニー・ホール」「ゴッドファーザー」などの作品の見事な会話シーンを紹介しています。

説明台詞と優れた会話シーンの違いがよくわかるはずなので、ぜひ動画をチェックしてみてください。

source: YouTube

Casey Chan - Gizmodo SPLOID[原文
(鈴木統子)