足をケガしたペンギン「パープス」、中学生から3Dプリント製ブーツをもらう

足をケガしたペンギン「パープス」、中学生から3Dプリント製ブーツをもらう 1

ペンギンは救われるわ子どもは3Dプリント学ぶわ、何この完璧なストーリー。

コネチカット州にあるミスティック水族館には絶滅危惧種に指定されているケープペンギンたちがいます。そのうちの一羽パープスちゃんは他のペンギンとのケンカが原因で屈筋腱が切れてしまうケガを負いました。

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補強ブーツはつけているものの、重く、歩き方はなかなか大変そうです。

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そんなパープスちゃんに3Dプリントでより快適なブーツを作ってあげようというプロジェクトが、水族館、3Dプリンター・メーカーの3D Systems、3DSystemsのパートナーであるACT Groupを中心に立ち上がりました。

そしてこのプロジェクトの重要なコラボレーターだったのが、地元ミスティック中学校の生徒たち。このプロジェクトを通して3Dプリント技術を学び、ブーツのデザインもコンピューターを使って一緒に考えたようです。

テクノロジーもさることながら、ブーツを作ったのが子どもたち、というのが未来があっていいですよね。水族館からパープスちゃんの足の型を借りて、それを3Dスキャンにかけました。

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ACT Groupから専門家が来て、子どもたちにソフトウェアの使い方、デザインの仕方などを丁寧に教えたようです。ビデオの中では中学校の図書館メディア・スペシャリストが次のように語っています。

このプロジェクトのおかげで絶滅危惧種の動物を助けることができただけではなく、生徒たちは3Dプリントのプロセスを直接体験することができました。そうして1つのアイデアのコンセプトを思いつき、デザインを描き、そして実際に使える物体を作り上げるところまで実行する体験までできたんです。

確かに、問題解決のアイデアをコンセプトからデザイン、そしてプロダクトの生産までテクノロジーを使ってやり遂げるなんて素晴らしい教育機会です。

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ブーツはこれまでの物よりも軽く、歩くのも泳ぐのもより快適になっているようです。ブーツを履かせた瞬間にご機嫌にピョコピョコ走り回るパープスちゃんがなんとも微笑ましいです。そんな彼女を囲んで嬉しそうな表情をしている生徒たちを見ていると未来に期待が持てますね。

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source: YouTube via Motherboard

(塚本 紺)