ついにSF世界の医療が現実に? 国内初、人工知能が患者の命を救う

病気を診断するIBMの人工知能

新たな「名医」の誕生か。

NHK News Webより、東京大学医科学研究所で、人工知能が病気を診断し、患者の命が救われるという国内初の事例が報告されました。

2000万件のがん研究論文を学習させた人工知能が、それをベースに患者の1,500以上もの遺伝子データを分析。結果、特殊な白血病をわずか10分で見抜き、治療を変えるように提案しました。

こうした病名の診断は、専門医でも診断が難しく、同研究所の宮野悟教授は「1人の医師が膨大な医療情報を把握するには限界があり、情報を蓄積してみずから学習する人工知能の活用は、医療の世界を変える可能性を秘めている」と語っています。

この人工知能は、ほかにも合計41人の患者について、治療に役立つ情報を提供しているそうです。

人工知能といえば、ワシントンに自動運転バスを走らせたりロボットコンシェルジュがヒルトンホテルで採用されたりしましたが、ついに人の命を救う段階まできているのですね。

もちろん、これですぐに医師が要らなくなるなんて話ではありません。むしろ負担が軽減され、医師と患者、双方にとってよりよい医療の世界がひらけるのではないでしょうか。

そのうち、家のロボットが「今日は風邪気味ですよ。仕事休んだら」なんて言ってくれる日がきそうですね。

image by Mr Seb via Flickr

source: NHK News Web

(渡邊徹則)