エイリアンやグラボイズを演じたクリーチャー・パフォーマー

クリーチャー・パフォーマー エイリアン

中に人が入っているだなんて思わせない演技力。

日本の特撮ヒーローであれば、中の人達はスーツ・アクターと呼ばれますよね。海外では個性的なモンスターたちの動きを考案して演じる、クリーチャー・パフォーマーという職業があるのです。

今回ご覧頂きますのは、8歳の時にモンスターの中の人になりたいと決心し、見事その夢を叶えたトム・ウッドラフ・JRさん。身体の動きだけで映画「エイリアン」のゼノモーフや「トレマーズ」の巨大ワーム、グラボイズなどを演じる役者さんです。

こちらはAcademy Originalsによる動画。

クリーチャー・デザイナーとしての顔も持つ彼は、他の役者さんにモンスターに対峙したときの演技指導なども行なうプロ中のプロ。

彼はまだこの職業が今ほど確立していなかった少年時代からクリーチャー・パフォーマーに憧れており、どうやったらなれるのかを手探りながら考えていたそうです。その後、映画「猿の惑星」でメイクアップ・アーティストを務めたジョン・チェンバースに手紙を書き、返信を貰ったことで益々その夢への憧れを募らせ、1987年のモンスター映画「ドラキュリアン」の半魚人役でデビューしました。

その後、彼は映画「悪いことしましョ!」、「エイリアン3」、「トレマーズ」、「ジュマンジ」など25年でさまざまな役柄を演じてきました。映画「Mr.ズーキーパーの婚活動物園」でゴリラ役を演じた時には、世界中の動物園を尋ねてゴリラの動きを研究したほど。ゴリラの表情を操る4人のオペレーターたちと、まるでバンドで演奏するかのように動いたそうです。

クリーチャー・パフォーマー エイリアン

頭部に35のモーターが内蔵されている

ほとんど自分のフィーリングでモンスターの動きを発案するトムさん。モンスターの中にいることがイヤになったことは一度もない、スーツの中にいる興奮が失われることはないんだと目を輝かせながら語っています。

銀幕で素顔を見ることはないでしょうが、今後は「もしかして彼が中に?」なんて思いながら映画鑑賞をしてみてはいかがでしょうか?

source: YouTube

岡本玄介