FBI、児童ポルノサイトを「あえて」閉鎖せず。その意外な理由は?

FBI、児童ポルノサイトを「あえて」閉鎖せず。その意外な理由は?

FBI無双。

2015年2月、FBIは「Playpen」という児童ポルノサイトを捜査し、違法性を認定。この時点でサイトを閉鎖することもできたのですが、あえてそうしませんでした。

なんと、FBIはこのポルノサイトにマルウェアを仕込み、それ以降に違法なポルノをアップロードしたユーザーなど100人以上を逮捕・起訴したのです。

たしかに、犯罪者を捕らえたという点では効果的かもしれませんが、この「おとり捜査」ともいえるやり方には、賛否両論があります。

すでに逮捕された容疑者たちは、今回のFBIの捜査は違法であると訴えており、弁護士は「FBIは閉鎖できたはずのサイトを利用し、児童ポルノが世の中に出回るのを助けた」と主張しています。

米メディアMotherboardには、より詳細な資料が掲載されていました。

FBIが管理していた2週間、それまで週に1万1000人程度だったPlaypenへの訪問者は5万人まで増加。さらには、サイトへの登録者は30%増ユニークユーザーは4倍になった。この間に、200の動画、9,000枚の画像、1万3000もの児童ポルノへのリンクがサイトに投稿された。

FBIはさらにサイトの高速化まで行なっていたそうで、まるで腕の良いWeb制作会社のようです…。

しかし、この捜査で起訴された人がもし全員無罪になったら、FBIは完全に立つ瀬がないですね。

image by Oleksiy & Tetyana Kovyrin via Flickr

source: Motherboard via Christopher Soghoian

Christina Warren - Gizmodo US[原文

(渡邊徹則)