自動運転車の顔がGoogleを辞任。迷走する自走車

自動運転車の顔がGoogleを辞任。迷走する自走車 1

自動運転車と言えばGoogle、Googleと言えばクリス・アームソンCTOですが、その自走車の顔とも言うべき開発トップが突然会社を辞めてしまいました。

The New York Timesが元社員2人に聞いた話によると、昨年9月末に部門の経営トップに就任したHyundai America(ヒュンダイ・アメリカ)元CEOとソリが合わず、数カ月前にラリー・ページCEOと今後の方向性をめぐって内々で大げんかとなって、夏休みをとっていたんですが、やっぱり辞めることにしたようです(本人は不仲原因説は否定中)。ブログで金曜、辞意を発表しました。

「新しいことにチャレンジしたい」というのが表向きの理由ですが、次のプロジェクトはまだ決まってないとのこと。

自動運転車は部門のスピンオフを前提に採算を取らなきゃならない段階に入ってます。収益化、収益化と上からの締め付けが激しくなって嫌気がさしたんじゃあるまいか、というのが業界ウォッチャーたちの専らの見方です。AppleとかUberに引き抜かれたのかもしれませんけど、最低1年は競合転業禁止のはずなので、その辺りのことは神のみぞ知るでございますよ。

Google自動運転車部門を辞めるのはアームソンCTOが最初ではなく、今年に入ってキーパーソンが続々と辞めてます。主要エンジニアのAnthony Levandowski氏は元Maps部門トップのLior Ron氏らと一緒に辞め、元グーグラー4人衆で自動運転トラックの新会社「Otto」(本社・サンフランシスコ)を立ち上げました。

グーグルカーが吹っ飛ぶこのサイズ

マシンビジョン技術の第一人者のDave Ferguson氏とJiajun Zhu氏も一緒に辞め、何やら自動運転車関連のスタートアップをこしらえ中とのこと。Googleを羊水に自動運転車はいろんなところで、芽吹いていくんでしょうね。

…え? でもGoogleの自動運転車はどうなっちゃうのよ!?!? 新社長のもとでOEM、パートナーシップもいいけど、実際問題コード書いてた肝のアームソンCTOまで消えちゃったら後が大変なんじゃ…と思わないでもないですけど、自動運転車は今がブレイク前夜。目の上のたんこぶの下で我慢して続けるほど困ってないっていうのが正直なところなんでしょね。

image: SXSW 2016

source: NYT

(satomi)