カンフー+銃撃! 「ガン・フー」の歴史と撮影技法

カンフー+銃撃! 「ガン・フー」の歴史と撮影技法

習得するには100年早い。

日本では最近「ジョン・ウィック」と共に知名度の上がった、マーシャル・アーツを組み合わせた銃撃アクション「ガン・フー」。今回はその始まりや発展を紐解く、The Film Theoristsの動画を紹介します。

こちらはThe Film Theoristsがアップロードした動画。

そもそもの始まりは、1986年に公開されたジョン・ウー監督の映画「男たちの挽歌」。そこで披露された、マーシャル・アーツを取り入れたアクロバティックな銃撃戦は、凄まじい爆発と共に、大ヒットを呼びました。

それからクエンティン・タランティーノやロバート・ロドリゲスといったハリウッドの映画監督が影響を受けそれぞれ作品に活かしていきます。ロドリゲスの映画「デスペラード」はその顕著な例で、何度観ても最高な銃撃戦が楽しめます。

また、ジョン・ウー監督自身もハリウッドで映画を製作。映画「フェイス・オフ」や「ミッション:インポッシブル2」にもガン・フー的なアクションがありました。

ガン・フーは映画では一般的な24FPS(1秒あたりに移す画の数 )とは異なるフレームレートで撮影するというのも特徴。撮影時にフレームレートを小さくすることで、人間の目にはリアルなまま、実際よりも素早く動いているように見せることができます。

また、その撮影にはワイヤーや綿密な振り付けなど香港の剣戟系のアクション映画でも使われている技術を駆使しています。さらに特徴的なのが至近距離での銃撃戦です。

実際にマズルフラッシュ(発砲炎)の出るプロップガンを使うとやけどの危険があるため、最近では撮影にエアガンを使用し、マズルフラッシュはCGで後から足されています。

銃を手に格闘するシーンの撮影も金属製の銃では危険なため、多くの場合ゴムなどで出来たレプリカが使われています。

こういう歴史や撮影技法がわかると、今までとはまた違ったガン・フーの楽しみ方ができますね。

ちなみに筆者のオススメの「ガン・フー」シーンは映画「男たちの挽歌2」の終盤の大銃撃戦シーン。二丁拳銃で暴れるチョウ・ユンファと、もはや敵が撃たれに来ているのではないかというほどの入れ食いっぷりが熱くて楽しいので、ぜひご覧ください。

source: YouTube1, 2, 3, 4 via Awesomer

傭兵ペンギン