ハワイは広がり続けている。3年ぶりにキラウエア火山の溶岩が海へ

海へ流れ込む溶岩

先日、ハワイ島のキラウエア火山の噴火の影響で、海に溶岩が流れ込む様子が確認されました。これにより新たな地盤が形成され、ハワイ島の海岸線が広がるということにもなります。

ハワイ島の南東側にあるキラウエア火山は、約5万年以上前に海上に姿を現した楯状火山であり、地球上でもっとも活発な火山だと言われています。キラウエアの東部リフト・ゾーンにあるスパターコーンのプウ・オオ火口は、1983年から噴火が続いており、溶岩を噴き出しています。

そして先週、このプウ・オオ火口の東側に開いた火道から流れた溶岩が海へと流れ出るという、非常に珍しい現象が起きたのです。これは2013年以来3年ぶりの出来事で、61Gと名付けられた溶岩流は数週間かかったものの、ついに7月26日の朝に海に到達しました。フォトグラファーのWarren Fintzさんがオーシャンエントリーの様子を収めています。

新たな地盤は海水に溶岩が流れ込むことで形成されていきます。陸地が誕生する仕組みUSGS(アメリカ地質調査所)が解説しています。「地面伝いにあるいは溶岩チューブから海に注がれた溶岩は急速に冷やされ、砂粒からブロックほどの大きさのかけらに粉砕されます」、そして「こういったかけらが海底斜面に沿って集まることで緩やかな地盤が形成され、やがて海面上に三角州を作ろうと覆ってくる溶岩流を支えることになるのです」とのこと。

キラウエアの過去の噴火でできた溶岩三角州では数百エーカーもの陸地が形成され、ハワイ島の海岸線が変わりました。

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キラウエアの東部リフト・ゾーンでの溶岩の流れ道における、最近の変化

USGSによると、溶岩流61Gのオーシャンエントリーは既に240mも広がっているとのこと。現在も活発なので、観光客には注意を呼びかけています。溶岩と海水との相互作用はとても不安定ですからね。

ハワイまで足を運べなくても、新たな地盤が形成される様子はチェックできます。ハワイ火山観測所は海に流れ出る溶岩の写真をコチラで公開していますし、キラウエアの噴火はwebカメラで見られますよ。

ハワイ島の成長はいつまで続くのでしょうか。

Image: US Geological Survey

source: National Geographic via Motherboard

Maddie Stone - Gizmodo US[原文

(たもり)