壁を這う2体のロボットが作る、クモの巣みたいなハンモック

壁を這うロボット ハンモック

こういうのはロボットのほうが得意ですよね。

ドイツのシュトゥットガルト大学のコンピューターデザイン学部によって開発されたこちらのロボットを使ったシステム。「Mobile Robotic Fabrication System for Filament Structures(モバイル式フィラメント構造製作システム)」と呼ばれ、2体のロボットがクモのように壁を動き、協力してカーボンファイバーの構造物を作ることができるんです。

最近は「ロボットが人間の仕事を奪っていく」なんて話をよく聞きますが、こういう分野では最初っからロボットのほうが得意ですよね。そもそも今は人間も作ってなかった(作れなかった)物がロボットによって作られるような時代です。私なら1分も経たないうちに絡まってしまいます…。

このシステムを開発したコンピューターデザイン学部のディレクターであるAchim Mengesさんは次のように述べています。

この製作システムが建築分野で発揮する本当のポテンシャルがようやく見え始めたばかりです。このシステムが持つ主なメリットは、他のシステムでは実現することが不可能な全くもって新しい構造物を作ることができる点にあります。また、実用的な面から言うと、ロボットは小型なほうが安価であり、それらが大量に共同作業をすることで、従来のシステムよりも早く製作することができます

確かにこのロボット、超絶早いわけではないですが、複雑な構造でもミスをしないですし、人間とは違ってずっと働き続けることができるわけです。これがもっともっと大量かつ同時に作業をしたら一体どんな構造物ができるのか、ワクワクしますね。何て言ったってロボットが壁を垂直に移動できているのが驚きです。

壁を這うロボット ボビンの受け渡し

ロボットが紐が入ったボビンを受け渡すのはなんだか可愛らしくもあります。

壁を這うロボット 近くでみるとこんな感じ

今後は天井曲線状の壁など、様々な垂直面を移動できるように改善していくとのこと。快適そうなハンモックに目を奪われてしまいましたが、確かに人間が登るには危険が伴う高度の配線や、天井裏のケーブル設置など、色んな用途に使えそうじゃないですか。

source: The Next Web

(塚本 紺)