幻のロジャー・コーマン版「ファンタスティック・フォー」のドキュメンタリーがリリース決定

ロジャー・コーマン版「ファンタスティック・フォー」

なぜ幻の作品になってしまったのか?

マーベルのSFヒーロー家族「ファンタスティック・フォー」といえば、昨年公開された実写映画が記憶に新しく、2005年の実写映画や日本では「宇宙忍者ゴームズ」という(愛すべき)無茶な邦題がつけられたアニメ版も有名ですが、実は1994年にも実写映画が作られていたことをご存じでしょうか?

今回は、そんな謎に包まれた作品の製作秘話を収めたドキュメンタリーの予告編をご紹介します。

こちらはEntertainment Weeklyが取り上げた、Marty Langfordの動画。

ロジャー・コーマン「映画業界で不思議な体験はたくさんしているが、その中でも『ファンタスティック・フォー』はトップクラスのものだった」

1994年の「ファンタスティック・フォー」は、その映像化権をマーベルから購入したものの製作に踏みきれずにいたコンスタンティン・フィルムが、契約に基づいてとりあえず映画を作るだけ作って、期限の延長を図った作品。

「B級映画の帝王」ロジャー・コーマンにプロデュースを依頼したことで、驚くほど短期間かつ低予算で作ることに無事成功し、コンスタンティン・フィルムは極めてローコストに契約を延長。後の2005年の映画版の製作にも一枚噛むことができました。

こういった経緯で作られた映画ということもあり、映画はコミコンでのプロモーションなどは行われたものの、未公開のままお蔵入りとなり、ソフト化もされずじまい。ところが役者や製作陣には、最初から公開しないつもりで作られた映画だとは知らされていませんでした

今回のドキュメンタリーは、このようなハリウッドの闇を感じる製作の経緯が当時の映像とともに、製作チームによって語られていく内容となるようです。

作られたことで映像化権が更新され、いまだにマーベルに権利が戻らず、結果としてマーベルの映画はもちろん、コミックの展開にも影響を与えているコーマン版「ファンタスティック・フォー」の裏話は、非常に興味深いものになっていることでしょう。

ドキュメンタリー「Doomed! The Untold Story of Roger Corman’s Fantastic Four」は、Uncork’d Entertainmentから配信版が2016年10月11日に、DVDが2016年12月20日発売予定です。

© 2014 Uncork'd Entertainment

image: Uncork’d Entertainment
source: YouTube via Entartainment Weekly

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