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SpotifyとAppleの対立激化。アーティスト争奪に反対するSpotifyの戦略とは?

音楽戦争。

ついに日本でも9月にサービスの開始がされ、注目が高まっている定額制音楽配信サービスSpotify。どうやら、類似サービスであるApple Musicと対立が深まりつつあるようで…。

Spotifyの戦略とは?

ネタ元Bloombergの報道によれば、Apple Musicにて先行リリースなどの「限定配信」をしたアーティストに対し、Spotifyは罰ともいえる戦略で対応しているといいます。

他社で先行配信された楽曲は、その後Spotifyに登場しても、プレイリストには取り上げないというのです。これは、Apple Musicだけでなく、Tidalでの先行配信でも同じこと。もし、この罰則対応が事実ならば、アデル、ビヨンセ、カニエ・ウェストなどがその対象ということになりますが…。

また、Spotifyの制裁は、プレイリストだけにとどまりません。サービス内での検索結果にも影響するというのです。一部のアーティストが検索にヒットしないことに対して、米Gizmodoが問い合わせたところ、Spotify担当者の回答は「完全なる検索エラー」だとして、罰則とは認めませんでした。

ちなみに、Spotifyの罰則対応も絶対ではないようで、例えば、ドレイク(2015年Spotifyで最も再生されたアーティスト/Apple Musicにて「Views」を1週間限定配信)はプレイリストにも登場していますし、公式プレイリストもあります。罰を与えるか否かには、独自のルールがあるのでしょうか。

なぜ、Spotifyは罰則戦略をとるの?

音楽配信サービスが乱立することで、ユーザーを惹き付けるため、限定映像や先行配信でアーティストの囲い込みが激しくなっています。罰則対応の噂を聞けば、Spotifyもその渦中にある1つかと思いますが、どうやら真意はまったくの逆特定のプラットフォームでの限定配信に反対しているのです。

Billboard誌に掲載されたSpotify役員Troy Carter氏のインタビューで、限定配信について「アーティストにとって、消費者にとって、業界全体にとって悪でしかない」と批判しています。

限定配信は、消費者にとってはそりゃネックとなります。好きなアーティストによって、複数の類似サービスに加入しなければいけなくなりますからね。でも、あぁそうですかと全ての類似サービスが横一列でやっていくとも思えませんし…。音楽配信業界は、十分な水分が上空に集まり、今まさに豪雨という状態。今後、地固まる日は来るのでしょうか…。

image by Denys Prykhodov / Shutterstock.com

source: Bloomberg

Christina Warren - Gizmodo US[原文

(そうこ)