アメリカのテレビCM中に試されたのは、インターネット動画ではお馴染みのあの手法

アメリカのテレビCM中に試された、動画配信サービスのとある手法

ネットでOK、テレビでNG...なんてのもナンセンスですからねぇ。

米エンターテイメント業界紙Varietyが報じるところによると、米放送局のTurner Broadcasting System(ターナー・ブロードキャスティング・システム)ある試みを行なったことが明らかになりました。

それは、ドラマシリーズ「Animal Kingdom」放送中のこと。CMが始まると、番組再開までをカウントダウンで知らせるタイマーが画面下に表示されたのだそうです。これは、YouTubeやHuluなどのオンライン動画プラットフォームではよくみられる光景ですが、テレビで目にするのは稀なこと。

過去には「Good Morning America」や「Today」など朝のニュース番組でも使用されていたことが伝えられていますが、夜のゴールデンタイムとよばれる時間帯で試されるのは今回のターナーが初めてなのだそうです。

視聴者の立場としては、こうした試みはある程度理解できるもの。

たとえば観ていた番組がCMに入ったとき、タイマーが表示されて60秒からカウントダウンされているのと、いつまでCMが続くのかわからない状態だったら、前者のほうがテレビに対する感心をキープできそうだという意見は少数ではないはず。

放送局側のターナーによると、タイマーの使用は現時点で規制されていないようですが、Varietyでは広告主に対しては好意的でないという見方も伝えられています。

結局のところ、これは賢いギャンブルのような試みではないか、と米Gizmodo記者は指摘します。

タイマーの表示は、視聴者の感心を持続させるメソッドとしてオンライン動画サービスではすでに定着しつつあるもの。視聴者を取り戻したい放送局側がそれを試験的に取り入れるのは、特別悪いアイデアというわけでもありません。

アメリカに限らず、すべてのCMを好んで観る人はそう多くいないのだから、いつCMが明けるか知ることができるのは視聴者にとってフレンドリーな行為ともいえます。もちろん私たちが本当に注目しているのは、CMがいつ終わるかよりも番組コンテンツのほうなんですけどね。

image by Suzanne Tucker / Shutterstock.com

Sophie Kleeman - Gizmodo US [原文

(Rina Fukazu)