映画の顔! 「スター・ウォーズ」のタイトル・デザイナーの仕事を覗いてみよう

タイトル・デザイナー スター・ウォーズ

これぞ文字の力!

何気なく目にしている映画のタイトルロゴ。このタイトルロゴはどのように作られているのでしょうか? 文字だけで瞬時に映画全体の雰囲気やストーリーを伝えるタイトル・デザイナーのお仕事をご覧ください。

こちらはAcademy Originalsによる「Title Design: The Making of Movie Titles」という動画。

インタビューに応じているのは、タイトル・デザイナーの第一線で活躍するダン・ペレ氏。映画「スター・ウォーズ」のタイトルを手がけたことでも知られる文字のエキスパートの仕事に迫ります。

12歳で文字の魅力に取り憑かれたペレ氏は、看板塗装の仕事を始めたそうです。高校在学時にはスーパーマーケットでサインを描き、のちにステップアップしてレストランのカードを手がけるように。

この頃、伝説のデザイナー、ソール・バス氏の作品に出会います。彼のオフィスがロサンゼルスにあることを知り、半ばバス氏のストーカー状態に。そして、バス氏はメンターとなりました。

ペレ氏はテレビドキュメンタリーや映画のタイトルをいくつも手がけ、ポートフォリオができたところで長編映画のプロデューサーに持ち込みました。そして迎えたブレイクーー。彼は映画「エクソシスト」のタイトルを手がけたことで、その名前を知らしめることに。

タイトル・デザイナーの仕事は、タイトルだけでなくクレジットもデザインします。俳優の名前はタイトルの半分のサイズでなくてなならないといった制約があり、それは実際にサイズを測るのだとか。

通常、1本の映画のクレジットに費やす期間は2~3カ月ですが、中にはそれをはるかに上回ることも…。

例えばテレンス・マリック監督の映画「天国の日々」では、文字がゆっくりと消えていくタイトルが採用されており、変更がかかると全て撮り直さなくてはならなかったため、完成まで1年ほどかかったのだとか。

マーティン・スコセッシ監督の映画「アフター・アワーズ」は、冒頭のカット割りが早く、男性が何者かに追いかけられている緊張感漂う作品だったため、タイトルのテンポを早くし、読み終わった頃には観客も本編のペースに合わせられるようにしてあるのだそうです。 

多くのタイトル・デザイナーが独自のテイストを持っている中で、ペレ氏は映画が本当に必要とするタイトルを作るために「あなたの作品だと思わなかった」と言われることもあるといいます。

なんとなく見過ごしていたタイトルですが、考えてみれば、映画の雰囲気や全体的なイメージを文字ひとつで表現するのだから、映画の仕上がりを左右するといっても過言ではないくらい、責任重大な仕事ですよね。

今後、映画を見るときにはタイトル・デザインに注目しても面白い発見がありそうです。

source: Youtube

中川真知子