人気YouTuber、北朝鮮の好感度アップ動画を制作するも批判相次ぐ…

人気YouTuber、北朝鮮の高感度アップ動画を制作するも批判相次ぐ…

YouTuberという広告塔?

世界中を旅して、面白いこと楽しいことは何でもやってみるという人気YouTuberのLouis Coleさん。彼のチャンネルFun For Louisには、200万人近いフォロワーがいます。ここで新たに公開されたのは、Coleさんが北朝鮮を訪れて撮影したミュージックビデオ「Surfin' in The DPRK(=Democratic People's Republic of Korea /北朝鮮)」。北朝鮮の「良さ」を全面にだし、「世界を1つに」というテーマで、とてもポジティブな作りとなっています。

が、動画を公開するや否や、批判殺到。

YouTubeのコメント欄に批判が寄せられただけでなく、米メディアでも取り上げられ「北朝鮮のプロパガンダ」と手厳しく書かれています。これを受け、Coleさん自身は、「北朝鮮政府からお金をもらったわけではない」「メディアが報道するネガティブな印象ではなく、ポジティブなことにフォーカスしたかった」と動画で応対しています。

批判の多くは、北朝鮮の国としての在り方や、核保有で世界の脅威となっている状況を挙げ、その国の「宣伝」をすることをいいことだとは思わない・無知なYouTuberが利用されている、というものです。

Coleさんと批判的な人の意見を見ると、大きな「すれ違い」が生じる原因は、この動画の内容がリアルか否か。Coleさんの動画にでてくる「ポジティブなイメージ」は、彼が参加した北朝鮮ツアーの中でのこと。批判的な人々は「作られたポジティブさ」を伝えることを印象操作だとし、疑問を感じているのです。一方で、Coleさん自身は、作られたポジティブさとは考えていない様子。彼は「北朝鮮にも楽しいところはあるのに!」と考えており、楽しいところ=接待だとは感じていないようです。

もし、動画の内容が、北朝鮮に生きるリアルな人々を追ったもので、その暮らしが幸せかつ豊なものであれば、こういった批判は起きず「世界を1つに」というテーマが活きてきたでしょうけれどね…。「作られた楽しさを体験するためにツアーに払ったお金は、その国の人を縛り付ける政府の私腹を肥やすだけ、そんなツアーには行きたいくない」というコメントもあります。

これも、誰でもジャーナリスト時代ならではの問題なのでしょう。もちろん、誰でもジャーナリストだからこそのいいこともたくさんあるのですけれど。

source: YouTube

William Turton - Gizmodo US[原文

(そうこ)