ぐにゃっと開く。3Dプリンターで作る金具のないドアノブ

3Dプリンターで作る金具のないドアノブ

いかがでしょう、この発想。

日常的に利用するものをもっと3Dプリントフレンドリーに。そんなビジョンを掲げるのはドイツのポツダム大学にある研究施設ハッソ・プラットナー・インスティテュートに勤める研究者たち。

彼らが最近3Dプリントで完成させたのは、ドアの取っ手掛け金。金属類を一切使っていないのに、グッと下に押しながらクィッと捻るだけでスムーズに開くこの仕組み、上手く設計されていると思いませんか?

ドアの取っ手など、可動式のものを3Dプリントでつくることは、本来は不可能でなくても組み立てなどに結構な時間を要するものでした。ところがこの問題を、「メタマテリアル」とよばれる人工物質を利用して解決に導きました。研究者たちは、この人工素材を特殊なパターンの格子状に設計し引っ張りに強い構造を実現することに成功しました。

時間の掛かる組み立てる工程をそもそも必要とせず、可動式のものをたった1つのパーツで3Dプリントするという大胆な発想です。

ただ、いざ我が家のガラス戸に取り付けるとしたら...正直、どこか頼りなく感じるかもしれません。

しかし、ハッソ・プラットナー・インスティテュートの研究チームは今回のドアの構造以外にも、ニーズに応じて多くの便利なツールを3Dプリントしてきた実績があるみたいです。

3Dプリンターで作る金具のないドアノブ ペンチ

このようなペンチも、ドアの構造を活かして設計されたもので、さらに必要に合わせて長さなどを自由に変更することができます。たとえば、特殊な長さのペンチが必要になった時も、自分で簡単に3Dプリントできるようになる日が来ると、研究者は予想しています。

将来的に色んな日用品を3Dプリントして安く手軽に入手できるならば、一家に一台3Dプリンターの時代も来るんでしょうか。

source: Hasso-Plattner-Institut via Creative Applications

Andrew Liszewski - Gizmodo US [原文

(Rina Fukazu)