手のひらサイズのワンボディスピーカーなのに強烈なステレオ感!

手のひらサイズのワンボディスピーカーなのに強烈なステレオ感! 1

ぞくっと、きました。鳥肌、立ちました。

スピーカー族のなかで近年注目が集まりまくりなワンボディ型。Bluetooth接続でお手軽だけど、セパレーション型と比べるとどうしてもステレオイメージが狭く「まあこんなもんか」という印象を抱きがち。

しかし共栄エンジニアリングの音響ブランド、cearの「pavé」は違うのです。センターの音はしっかりとセンターに位置しながら、パンニングされた音は手が届かないくらいの場所に広がって聴こえてくるんです!

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スペックシートによれば、ドライバーユニットはフルレンジ2機。パワーは3W×2。手のひらサイズのワンボディBluetoothスピーカーとしてはスタンダードな作りです。でも、ニアフィールドで聴いたときの音場の広さが尋常じゃない。

この高臨場感を支えているのは、cear FieldというDSP。肩周り、頭部、そして耳をふくめた部位の音の変化を示す頭部伝達関数を基礎としたバーチャルサラウンドです。

ドライバーユニットは背中合わせで外側を向くように配置。左右の音が混じらないようにするハードウェア設計がされています。ん、この構造は樽型の無指向性スピーカーに近い? ホール的なアンビエンスが強めのラウンジトーンも近いように思えてきました。さらにデジタルの力で音場を広げて魅力をトッピングしているということですね。

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ウーファーやパッシブラジエーターがないので低域薄め、一部に目立つピークがある、同時発生音数が増えてくると飽和しやすいという個性をもっているのですが、手のひらサイズのスピーカーにそこまで求めるのは酷というもの。

いろいろ聴いてみたのですが、特にいいなあ!と思えたのは「Englishman In New York」(Sting)、「カゲロウデイズ」(じん(自然の敵P))、そして「リッジレーサー」のサントラなど、アンビエンスを生かしたトラックの数々。セパレートのスピーカーとは違った音場になりますが、いちどハマると気持ちいいんです。あ、「Les Feuilles mortes(枯葉)」(Yves Montand)をはじめとしたシャンソンも、「link」(やなぎなぎ)をふくめたウィスパーボイスソングも鳥肌に直結です。

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声の帯域がクリアだからセリフを聞き取りやすいし、音楽だけではなく、映像再生時のスピーカーとしても秀逸。コンパクトでバッテリー内蔵。自宅だけではなく、外に連れていきたいスピーカーですよ!

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cearにはほかにも、注目すべきアイテムがあります。「DOMINO 2MIC」はLightning端子を備えたiOS機専用マイク。ご覧のように、ちっちゃい。マイクを2機備えていますが、こんなに近かったらステレオイメージが狭くなるのでは?と思いきや!

ワイド!

ザ・ワイド!

iPhoneのカメラ性能は高いのですが、マイクの品質は一般的。でも「DOMINO 2MIC」は持ち運びの面倒がない指先サイズで、これだけ広い音空間をとりこめるのです。専用アプリの設定を変更すれば、指向性を絞り込んだ設定にすることも可能。インタビューの録音も、自撮りの録画もパフォーマンスを発揮します。

ゲインはマニュアルでも、オートでもOK。いきなり大きな音が入ったときの音割れを防ぎたいならオートにすべきですが、ライブの録音など、ボリュームが一定のシーンであればマニュアルで設定した方がいいですね。

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なお録音・録画時はお好きなアプリが使えます。iPhoneを使った動画配信もはかどりそう。

いずれもコンパクトなサイズで想像を超えたパフォーマンスを発揮するアイテムです。高い品質を保ったままダウンサイジング。こういうのには無条件にワクワクします。「DOMINO 2MIC」は、Amazonで予約注文開始(発売は9月13日から)。「pavé」も年内の発売を目指して準備を進めているとのことです。

source: cear

(武者良太)