イランが国営インターネットを計画を開始。高い速度、高い品質。でも自由度は…?

イランが国営インターネットを計画を開始。高い速度、高い品質。でも自由度は…?

ポケモンGOも禁止されているイランのインターネット。

IRNAによると、イランの通信情報技術省のMahmoud Vaeziが国営インターネット計画の第一段階がスタートしたと発表しました。Vaeziは日曜日に開かれた記念式典のなかで、高速かつ高品質な通信を安く提供すると説明しています。

計画では2017年2月までに国営のビデオサービスの提供や法人向けのインフラ整備などを行ない、2017年3月までには独立した通信インフラを完了させる予定です。BBCによるとイラン政府の国営インターネットの目的はイスラム的なコンテンツを広め、国民のデジタル知識を深めるためとしています。

Statistaによると、イランは2015年のインターネット自由度ランキングで中国に次いでワースト2位だった国。政府はユーザーのプライバシーは保護されると主張していますが、国外からは今回の計画がさらなる情報統制を引き起こすのではと懸念の声が上がっています。イギリスの人権団体Article 19は今年初めにイランのインターネット計画は人権侵害であると批判するレポートを公開しています。

このような外部世界からの隔離は、イランのインターネットユーザーが情報を自由に得る権利を脅かすことになるだろう

無事な計画のスタートに、Tasnim News Agencyによるとイランのハサン・ロウハニ大統領は「(今回の計画は)我が国の独立において大変重要な要素となるだろう」と述べています。

先日はイランよりもインターネットの自由度が低いといわれる北朝鮮でも、国営のストリーミングサービスを開始したというニュースがありました。自由で開かれたインターネットの代わりに、自分たちの国だけの閉じた世界を作ろう!という流れが、どちらの国でもしばらく続くのかもしれませんね。

image by patrice6000 / shutterstock.com

source: IRNA, BBC, Article 19, Tasnim News Agency, Statista

(Haruka Mukai)