おそロシア…国産サービスへの移行促進で、WindowsやOfficeまで含む外国製ソフトの使用制限へ!

おそロシア…国産サービスへの移行促進で、WindowsやOfficeまで含む外国製ソフトの使用制限へ!

暗黒の冷戦時代再来?

なにかと強面で、いま欧米からは大いに嫌われているというロシアウラジミール・プーチン大統領。でも、そんな風当たりの強さなんて気にすることもなく、さらなる対決姿勢を打ち出してきていますよ。

Bloombergによると、このほどモスクワ市当局は、Microsoft製の「Outlook」メールソフトを排除する方針を正式発表! まずは6000台の市職員が利用するPCから、Outlookを取り除く作業へと着手することが明らかにされました。代わりにロシア企業のNew Cloud Technologiesが開発した電子メールソフトへと完全移行し、やがては計60万台のシステムを、Outlookから新ソフトに入れ替える計画が示されています。

納税者からのお金および政府の公的機関の支出は、主にロシア製のソフトウェアに投じられるべきだと考える。

ロシア政府の通信大臣を務めるNikolay Nikiforov氏は、このように新方針の説明を行ないました。クリミア侵攻時にロシアへ海外諸国から反発が強まって、一部の通信システムを止められた苦い思い出があるからでしょうか。国外企業が提供する技術やサービスに頼ると、同様のことが起きるかもしれませんから。Microsoftの製品をも排除して、完全に国産のサービスやシステムへと移行する流れが本格化してきているようです。

すでにモスクワ市当局は、Cisco Systemsの監視カメラシステムから、ロシア企業の製品に乗り換えたり、Oracleのデータベースを廃止して、多くのロシア人プログラマーがサポートするオープンソースのシステムに変更する施策を進めてきました。今回のOutlook排除も、その一環にすぎず、今後は「Windows」や「Microsoft Office」の締め出しまで視野に入れられていることが明らかにされています!

なお、こうした外国企業の製品サービスを排斥する方針は、すべてプーチン大統領の強い求めに応じたものであることも公表されています。ロシア政府は、米国のIT企業への課税を強化し、国内のロシア企業の成長を全面支援する政策を打ち出しているほか、来年以降は、今回のモスクワ市当局のような移行を進めない地方政府への締めつけを厳しくする指針までささやかれているんだとか。ロシアの通信省からは、推奨されるロシア企業によるIT製品2000種のリストまで発表されており、本気で移行を強制する姿勢です。なんだかロシアの暴走が止まらない勢いですよね…。

source: Bloomberg

Sophie Kleeman - Gizmodo US[原文

(湯木進悟)