恐れによる息遣いが反響して世界が視える、声も使うVRホラーゲーム「Stifled」

恐れによる息遣いが反響して世界が視える、声も使うVRホラーゲーム「Stifled」

まるで超音波を聞いて飛ぶコウモリ

VRゲームはフルに視覚を使うので、没入感がハンパないというのはご存じの通り。ですが、自分の声を使って進めるゲームがあったら……没入どころか埋没するくらいドップリ浸れるのではないでしょうか?

今回ご覧いただく「Stifled」はゴーグルに付随したマイクを使い、自分の声や恐怖からくる荒い息遣いが進行の鍵となるVRホラーゲームです。

こちらはUploadVRが取り上げたGattai Gamesの動画でした。

本作では、自分の足音や「ハロー?」というなどがエコーとして暗闇の中に広がり、その音が当たった場所に何があるのかがわかるという、反響定位システムが採用されています。潜水艦のソナーのようなもので、音が当たった物体は、またすぐ暗闇の中に溶け込みます。

他にもGattai Gamesより、たとえば電話が鳴った時には、この世界では以下のように視覚化される、という動画をどうぞ。

そして音に向かって伸びる触手……。

音を発しないと進めない代わりに、暗闇に潜む何者かはこちらの音や息遣いを聞いてやってくる……という四面楚歌に直面してしまうこともあるようです。悲鳴すら上げられないなんて、よく考えられています。

声も使うVRホラーゲーム「Stifled」2

怪物がいる場所が血の色に染まる

同じくGattai Gamesのコンセプト・トレーラーでは、聴覚を頼りに進み、その先で明かりをつけて視覚が戻るとトンでもない事態に遭遇するシーンが見られます。

次に、限られた人にだけ配られた、デモ版をプレイするNeco The Sergalの動画を見てみましょう。ゲーム解説なのに、途中で声を押し殺すあたりが、このゲームの真骨頂かもしれません。

開発しているのは、シンガポールのGATTAI GAMES。日本の合体する巨大ロボが好きな人たちが集まってできた会社なのだとか。

IIコンのマイクに向かって「ハドソン!ハドソン!」と叫ぶ「バンゲリングベイ」なんてゲームも昔ありましたが、声なしにはクリアができないほど音が重要なゲームというのは珍しいかもしれません。今後、こういった変則的な内容のVRゲームもどんどん出てくるのでしょうか?

見事にSteamのGrenlightで支持を得たこの「Stifled」は、年末ごろにリリースを予定。PlayStation VRをはじめ、各VR機器およびVR非対応のPCにも登場します。それまでは、息を殺して待つとしましょう。

Top image by UploadVR
image by UploadVR
source: Stifled, GATTAI GAMES, YouTube1, 2, 3, 4 via UploadVR

岡本玄介