スマホでルームスケールVRを実現。Structure Sensorが切り開く未来とは

スマホでルームスケールVRを実現。Structure Sensorが切り開く未来とは

VRはまた一歩、現実に近づきます。

HTC ViveのようなハイエンドVRヘッドセットとスマホを使う安価なシステムとの違いに、「ポジショントラッキング」の有無があります。外部に設置したセンサーで自分の位置移動を読み取るシステムで、これの有無でVR体験のクオリティに差が出る一方、一般家庭へのVR導入の敷居を上げている原因でもありました。

しかし新たに登場した「Structure Sensor」というシステムは、スマートフォンに接続するだけでルームスケールVRが体験できます。つまり、3Dオブジェクトに変換された部屋の中を歩き回ったり、ソファーの後ろやベッドの中を覗き込んだりできる…というわけなんです。

思えば、これまでスマートフォンを利用したVRシステムは自分の視点を回転できても、移動することは難しかった(あるいは移動コマンドを利用するしかなかった)ですからね。これで、さらにVRの世界に投げ込まれたような感覚が味わえるはずです。

スマホでルームスケールVRを実現。Structure Sensorが切り開く未来とは 1

Structure Sensorは内部にレーザープロジェクターと超広角カメラを搭載。これにより、自分の位置を把握するんですね。見た目はシンプルなシステムですけれど、ゲームや産業用、あるいはモデルルームのVR体験などでも活用できそうです。

現在は開発元のOccipitalで、iPhoneを挿入できるStructure Sensorの開発キットを499ドル(約5万円)で予約販売しています。このようなスマホ用のポジショントラッキングシステムが今後安価に販売されれば、VRはまた一歩新たなステージへと進化しそうです。

あるいは、将来のスマホには位置トラッキング機能が内蔵されるかも…? なんだか楽しみになってきましたよ!

source: Occipital

(塚本直樹)