「広告に適したコンテンツ」問題で、米人気YouTuber達が抗議動画を公開中

YouTube「広告に適したコンテンツ」問題で、米人気YouTuber達が抗議動画を公開中

すでにあったものが表面化したということだけど、納得できない…。

システムやルールが変われば、自分の利益にも影響する。それが与えられたプラットホームで戦う人の運命。YouTuberも同じ。動画をポストし広告収入を得るYouTuberですが、今、不満の声があがっています。

現代キッズの憧れの職業にもあがってくるYouTuber。好きなこと、人のびっくりすることをやって動画をポストし生計を立てています。広告が主な収入源。しかし、一部のYouTuberが、動画が広告停止=支払停止処置をとられたと、YouTubeの体制を問題視しています。10年以上も人気チャンネルとして活動するExurb1aMrRepzionPhilip DeFranco(3チャンネル総合フォロワー数は450万人以上)は、それぞれYouTubeへ抗議のビデオレターを公開しています。

YouTubeのヘルプページにある「広告主に適したコンテンツのガイドライン」がこちら。

YouTube「広告に適したコンテンツ」問題で、米人気YouTuber達が抗議動画を公開中2

はっきりと、「動画の一部が上記のいずれかに該当する場合は、収益受けとりが承認されない可能性があります」と書いてあります。しかし、問題はこのポリシーページ自体が非常に見つけにくいところにあること。また、YouTubeに限った話ではありませんが、こういったポリシーは広義の場合が多く、細かい解釈は投稿者に委ねられがち。どこまでがセーフで、どこからが不適切コンテンツなのかわかりにくいのです。そして、誰がその線引きをするのかも。

先述のDeFrancoチャンネルは、Chris Brownと警察のもめ事をカバーした動画が、MrRepzionチャンネルは人気シリーズのレイプや自殺に関するディスカッション動画が不適切と判断されたのではと考えられています。しかし、広告不適切判断をしたのがYouTubeの担当スタッフ=人間なのか、著作権関連の見回りをするような自動botなのかはわかりません。現段階では、動画が不適切認定された場合、投稿者は再検討の要請をすることができますが、これもプロセス内容や所要時間など、詳細は明らかになっていません。抗議動画を公開するYouTuberは他にもおり、多くは、やはりポリシーのわかりにくさを指摘しています。(一部には、コンテンツ検閲だと怒っている人も。)

YouTube担当者によれば、ポリシーは新たに変更されたわけではないといいます。では、長年YouTubeを利用してきたユーザーが、なぜ今になって声をあげているのかといえば、通知メールシステム導入が理由のようです。YouTubeはポリシーはそのままですが、広告掲載不可(=支払停止)となった動画に対して、メールで知らせるようにしたのです。今までは、動画個別にアナリストツールで支払額をチェックする必要があったので、どの動画が支払停止処置をとられたのかわかりにくい状態でした。今はそれがハッキリわかると。言い換えれば、YouTubeは今までこっそりやっていたのを、これからは目の前でやるということ。最終的に支払額は同じでも、一部支払停止になってこの額だということを知っているか知らないかでは、感じ方に大きな違いがでるのでしょうね。

しかし、メール通知によって、YouTubeはプラットフォームやシステムを透明化させようとしていると考えられます。今後、よりわかりやすいプラットフォームへとなっていく期待はあるわけで…。ユーザーと運営側のもめ事はつきものですが、そこにお金がからんでいるだけに、一筋縄ではいきませんね。

image: Phillip DeFranco

Bryan Menegus - Gizmodo US[原文

(そうこ)