なぜ高いスマートウォッチを使うの? 低価格で進化した「Pebble 2+ Heart Rate」レビュー

なぜ高いスマートウォッチを使うの? 低価格で進化した「Pebble 2+ Heart Rate」レビュー 1

これぞ最適解だ!

スマートウォッチ、使ってますか? 昨年Appleから待望の「Apple Watch」が発売されたとき、ついにiPhoneの次なる大ヒット商品となるかも! そんな期待も高まったようですけど、Appleが思うようには普及してこなかったというのが現状でしょうかね。

というのも、やっぱりスマートウォッチに4万円近くかけたり、とてもじゃないけどできないでしょう? その高い販売価格ネックになってきたようにも思えます。しかしながら、数あるスマートウォッチのラインナップとは一線を画し、独自の低価格路線ながら、根強い人気を誇ってきたブランドがありますよ。

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最初に2012年に「Pebble Classic」が、Kickstarterプロジェクトに登場したとき、そのシンプルな性能は賛否両論でもあったようです。モノクロ画面のディスプレイは、スマートウォッチで必須とみられてきたはずのタッチスクリーン対応ではなく、すべての操作を、サイドのハードウェアボタンのみでこなす仕様が特徴的でした。でも、スマートウォッチでしたいことは、わりとなんでもできてしまい、しかも150ドル(約1万5500円)という販売価格が大好評でした。

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このほど新モデルとして発売された「Pebble 2+ Heart Rate」。こちらその名称のとおり、心拍数を計測可能なPPGセンサーが背面に追加されました。それでいて、初代のPebble Classicよりも販売価格を抑え、130ドル(約1万3400円)にて発売! シンプルながら、基本的な防水性能も備えつつ、フィットネストラッカーとしての機能が充実したPebble 2+ Heart Rateは、この価格帯にして向かうところ敵なしなスマートウォッチかもしれません…。

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すでにPebble 2+ Heart Rate向けの専用アプリがアップデート公開されており、1日の活動に応じて、どのように心拍数が変化していったかを一目瞭然でチェック可能です。こうした機能がほしいためだけに、スマートウォッチに加えてフィットネストラッカーまで腕に巻かなければならないなんてことはありません。

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ちなみに、新しくセンサー類を追加することで、せっかくシンプルさが売りだったPebbleシリーズのスマートウォッチが、ゴツいデザインになってしまうなら、そんなアップデートは不要だったという評価になってしまうことでしょう。しかし、Pebble 2+ Heart Rateはむしろ以前のモデルよりも薄型化したのです。それでいて、ちょっとしたフィットネストラッカーとしても活用できるようになり、計測データのみを「Apple HealthKit」などに渡して、より詳細な分析をゲットすることだって可能。

とりわけPebble 2+ Heart Rateでは、ベゼルのデザインが改良され、全体をスリムに見せる工夫がなされているように思えます。Pebble Classicは、安くてよくできていたけど、あのデザインがね~。そう二の足を踏んでいた人だって、新しいPebble 2+ Heart Rateならば、試してみようと感じるかもしれません。それに、マイクが追加されたのも、スマートウォッチの機能性アップにつながっているようです。

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なお、Pebble Classicで提唱されたのと同じコンセプトを継承し、Pebble 2+ Heart Rateのディスプレイは、タッチスクリーン対応ではありません。すべての操作は、両サイドに備わる4個のハードウェアボタンで行ないます。

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しかも、モノクロ基調のディスプレイは、カラフルなスクリーンで魅了する他メーカーのスマートウォッチと比較すると、かなり見劣りしてしまうことでしょう。とはいえ、こうしたシンプルな仕様に抑えることにより、バッテリーは7日間も充電不要な超ロングライフ! それでいて、機能面で他のスマートウォッチより大きく劣るわけでもないのです。この長持ちバッテリーのためなら、カラーのタッチスクリーン性能なんて犠牲にしてもかまいませんというユーザーには最適でしょうか。

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やや不満が残る仕様としては、マグネットでくっつける充電ケーブルが外れやすいことでしょう。夜中にふと手が当たるだけでも、マグネットが弱いため、目ざめると充電ケーブルが外れていてチャージできていなかったといったトラブルは覚悟しておいたほうがよさそうです。そうはいっても、microUSBケーブルを挿すよりは便利で使いやすいですけどね。

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iPhoneでも、Androidスマホでも、とにかく低価格にてスマートウォッチデビューできる「Pebble 2+ Heart Rate」。初代のApple Watchが値下げされたいま、その価格差は縮まってはきているものの、依然として半額以下の130ドルの値段は魅力です。腕にはめていて、途中でバッテリーがなくなり使いものにならなくなったというストレス不要の、7日間連続して使えるロングバッテリー仕様も歓迎されそうです。もっと日本国内でも普及するといいのにな…。

Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文

(湯木進悟)