NetflixもAmazonも見れないApple新「TV」アプリになんの価値があろう

それは横綱のいない相撲。

Appleが今日発表したtvOS&iOS対応の新アプリ「TV」から、動画配信サービス2大巨人のAmazonNetflixがごっそりと姿を消してしまいました。

「TV」アプリは12月リリース。Apple TVをつけると、ここ1カ所でいろんな動画配信アプリを串刺し検索して視聴できるのがウリです。

発表の動画

ただ、3日前に新しいtvOSがリリースされたときにも注目は専らNetflixでした。「Apple TV最高。なんてったってNetflixが見れるところが最高」な~んて絶賛されていただけに(動画下)、「ええっ!? なんでアプリには入らんの?」と残念でなりません。

Amazonを外すのは、なんとなくわかるんです。AmazonのFire TVにはApple TVのアプリが載った試しがないし、昨年10月にはAmazonのサイトからもApple TVはこっそり取り下げられているので、まあ、お互い様ですよね。

でも、NetflixはずっとApple TVの主要パートナーでやってきた、一番人気のアプリです。これだけを目的に使っている人もいるくらいなのに…なぜ?

今日の発表では結局、Netflixの名前は1回も出てきませんでした。ロゴも出ていません。不思議に思ってWiredが後でNetflix広報に確認したら、やっぱり新「TV」には含まれないというお話でした。が~ん。

つまりどうなるのか? これまでと同じようにApple TVでNetflixは観られます。ただNetflixを観るには、新「TV」アプリからは観られないので、それとは別にNetflixのアプリをわざわざ立ち上げなきゃならないってことですね。Amazon Videoに至っては1本も見れません。AmazonはApple TV対応アプリをそもそも作っていないので。

発表でAppleは「大好きな動画と番組が全部観られます!」と言っていましたけど、NetflixとAmazonの動画が1本も観れないんじゃ、自分にとっては使い道ゼロということに。

あとひとつ気をつけたいのは、今日Appleがデモしたニュース、スポーツ、その他さまざまなサービスで、あれはApple TVにログインしたら、全部シングルサインインで視聴できる、というのとは違って、それぞれログインが別に必要なんですね。つまり従来のApple TVと全く同じように、全部購読料を支払わなきゃ見れません。払わない場合はただのiTunes Storeみたいなスカスカになるので、ケーブル有料チャンネルの契約を全部やめてストリーミングに乗り換えたい自分みたいな人間にとっては、その辺も「これじゃないよなあ」という印象です。

というわけで、Apple TVをTVアプリ目当てで買おうと思ってる人は、もう一度考えたほうがいいです。ローンチ段階で2大動画配信サービスが抜けているので、観られるものはだいぶ限られています。新しい番組をスマートに探して視聴履歴を追跡できる部分を重視するなら、これまでのままNetflixとかAmazon Videoのホームページにしがみついていたほうが◎かも。

source: Apple

Michael Nunez - Gizmodo US[原文

(satomi)