テクノロジストやアーティストからなるコレクティブ「Random International」の作り出す魅惑のインスタレーション

Random Internationalの作り出す未来のインスタレーション

テクノロジーとアートのコラボは、これからも進化し続ける。

科学やテクノロジーは、以前にも増してアートと密接に交わるようになりました。それは例えば、ゴッホの耳を直系のDNAから培養して復元したり、腸内細菌を使って模様を描いたり多岐にわたります。ロボット工学も例外ではなく、より技術が応用可能になり、一般的になるにつれてアートにも影響を及ぼしてきました。

Random International Study for Fifteen Points

Random Internationalはアーティスト、エンジニア、科学者からなる集団(日本からも参加しています)で、テクノロジーとアートを融合した作品を多く発表してきました。上の画像はその一例「Study for Fifteen Points / I」で、15点のライトだけに集中すると人が歩いているように見えます。これは、動いているものが人間と認識できる限界まで情報を削減することがテーマだそうです。

こちらの動画を見るとわかるのですが、彼らの本当の目的はスケールを大きくし、実寸台の人間が歩いているようにすることです。ネタ元のDesign Milkによると、イメージ映像のようにスライドさせることはできませんでしたが、ニューヨークのペース・ギャラリーでは実際に大きいバージョンのロボットが歩行を再現しているところが見られたそうです。ただ、非常に精密な動きを要求されるためか頻繁にメンテナンスが行なわれ、見られない日もあったとか。

他には鏡を使った展示も数点ありました。例えば「Fragments」は、モーターのついた小さい鏡が並べられ、人が近づくとそれに合わせて周囲の鏡が角度を変える、というインタラクティブ作品です。これにはカメラと独自のモーショントラッキングプログラムを用いています。

下の画像は「Blur Mirror」のという作品で、カメラの故障でも、フォトショップで間違ってモデルさんをボカしてしまったわけでもありません。これもFragments同様に小さい鏡の配列をモーターで制御しており、人が近づくと周囲の鏡が細かく振動し、姿をボカします。後ろのカメラマンはトラッキングされていないのでハッキリ写っているわけです。

テクノロジストやアーティストからなるコレクティブ「Random International」の作り出す魅惑のインスタレーション 1

ペース・ギャラリーでの展示は10月22日で残念ながら終了してしまいましたが、2012年の作品「Rain Room」がロサンゼルスのLACMAにて体験できます。これは室内に雨を降らせ、人が歩いている場所のみ雨が止まるというものです。11月までのチケットはソールドアウトだそうですが、当日券がギャラリーで直接購入できます(こちらも限定ですが)。

ロボット・アートの最先端、是非とも日本でも展示してほしいですね。

source: Random International via Design-Milk

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