世界は2つ。タランティーノ映画のキャラたちのつながり

世界は2つ。タランティーノ映画のキャラたちのつながり 1

奥が深いのだ。

クエンティン・タランティーノ監督の映画には、リアルよりもリアルな映画ユニバースと映画ユニバースの2つの世界が存在し、登場するキャラクターがリンクしています。

例えば、映画「パルプ・フィクション」のビンセント・ベガと「レザボア・ドッグス」のヴィック・ベガ(ミスター・ブロンド)が実は兄弟で、彼らを主役とした作品が計画されていたなんてのは有名ですよね。

しかし知られざるリンクはまだまだ沢山! 今日はBeyond the Frameが作ったタラちゃん映画のキャラの繋がりを1本のショートフィルムで紹介した動画をご覧いただきたいと思います。

Laughing Squidがピックアップしたのは、タランティーノ映画のユニバースを紹介する動画。タラちゃん映画を全て見ていないとピンと来ない部分もあるかもしれませんが、網羅している人にとっては「おぉ」となる一本です。

クエンティン・タランティーノ監督は、自身の作品にふたつの世界が存在することを認めています。ひとつは、リアルな世界よりもリアルなユニバース、もうひとつが映画ユニバースです。これらのユニバースは同じ世界に存在しているので、接点を分かりやすくまとめてみました。

動画では、タランティーノ監督のスタイルを意識しつつ、ユニバースの繋がりを見せるために電話とラジオのシーンを多用しています。

「パルプ・フィクション」でユマ・サーマン演じるミア・ウォレスが未放送のドラマでナイフ使いを演じたと言っていますが、それが反映されているのが「キル・ビル」のブライド

「パルプ・フィクション」「フロム・ダスク・ティル・ドーン」「キル・ビル」にはレッド・アップルという銘柄のタバコ(架空のメーカー)が、「パルプ・フィクション」と「レザボア・ドッグス」「フロム・ダスク・ティル・ドーン」には架空のバーガーショップ、ビッグ・カフナ・バーガーが登場しています。

その他、ベガ兄弟に始まり、ナースの名前は決まってボニーだったり、「トゥルー・ロマンス」のリー・ドノウィッツと「イングロリアス・バスターズ」のドニー・ドノウィッツ、通称ユダヤの熊が親子だったり、「トゥルー・ロマンス」のアラバマと「レザボア・ドッグス」のミスター・ホワイトがパートナーだった、なんてことも。

ちなみに、ふたつのユニバースの内訳は以下の通り。

リアルよりもリアルな映画ユニバース
・「レザボア・ドッグス」
・「トゥルー・ロマンス」
・「パルプ・フィクション」
・「デス・プルーフ in グラインドハウス」
・「イングロリアス・バスターズ」
・「ジャンゴ 繋がれざるもの」
・「ヘイトフル・エイト」

映画ユニバース
・「ナチュラル・ボーン・キラーズ」
・「フロム・ダスク・ティル・ドーン」
・「キル・ビル Vol.1」
・「キル・ビル Vol.2」

こういった裏設定を知り、妄想を膨らますのもタランティーノ映画の醍醐味ですね。

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source: Beyond the Frame via laughing Squid

中川真知子