これが未来の家か。Tesla、発電できる「ソーラールーフ」を発表

これが未来の家か。Tesla、発電できる「ソーラールーフ」を発表

見た目のバリエーションが特徴です。

以前より家庭用の蓄電池「Powerwall」など、新たな住居へと取り組んでいたTesla。今度は発電可能な屋根こと「ソーラールーフ」をロサンゼルスのユニバーサルスタジオにて発表しました。

今回発表された4種類のソーラールーフはどれもが一般の屋根材のように見える自然なスタイルなのが特徴です。下がそれぞれのソーラールーフですが、発電ができるなんてちょっと驚きです。Teslaを率いるイーロン・マスク氏が「これなら隣人にも自慢できるでしょ?」と、胸を張るだけのことはあります。

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このソーラールーフには3Mと共同開発した特別なコーティングが施してあり、タイルの見た目は「正面から見ると透明に、斜めから見ると屋根材のように…」と、見る角度によって変わります。そのため、下にある太陽電池を隠すことができるのです。またタイル自体が水圧転写という方法でプリントされており、隣り合う家同士が同じ製品を導入してもちゃんと違った外観に見えます。

さらにソーラールーフは強度にも優れ、通常の石や土の屋根材よりも頑丈です。同社の発表によれば「石英でできているのですり減ることはなく、半永久的に使える」とのこと。屋根材よりも家が先にだめになりそうですね。

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またソーラールーフ以外に、家庭用の蓄電池「Powerwall」の新型も発表されました。新モデルの蓄電容量は14kWhで、ピーク時で7kWhの出力が可能です。また、見た目がよりフラットになったのも特徴ですね。4つのベッドルームを備えた家へ約1日の給電が可能で、価格は5,500ドル(約57万円)となっています。

マスク氏の野望は、このソーラールーフで発電した電力で家庭の電力をまかない、Powerwallを充電し、さらにはPowerwallから電気自動車を充電するというものです。マスク氏は「これらは美しく、安価で、さらにシームレスに統合されていなければなりません。もしそれが実現すれば、どんなに素晴らしいことでしょう?」と問いかけます。現時点ではソーラールーフの価格は明かされていませんが、たしかにそんな未来を見てみたい気もしますね。でも、最初はTeslaの電気自動車みたいに高いのかなぁ…。

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現在Teslaは太陽光発電企業のSolarCityを買収したことにより、電気の力が切り開く未来へと歩みを進めています。しかし一部では「TeslaとSolarCityがやっていることは見た目には美しいが、実態はマーケットに向けたアピールにすぎないのでは?」という声もあります。

イーロン・マスク氏は火星への移住計画など華々しい話を広げる一方、所有企業の資金難やロケット打ち上げの滞りなどすべてが上手くいっているわけではありません。彼の語る夢が本物なのかそうでないのかは、今後何をするのかで証明されることでしょう。

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image by Tesla

source: Los Angeles Times, Wired, The Verge

Rhett Jones - Gizmodo US[原文
(塚本直樹)