耳に迫る恐怖。有名ホラー映画の名テーマ曲13選

耳に迫る恐怖。名作ホラー映画の名テーマ曲13選

秋の夜長の音楽鑑賞に、身の毛もよだつホラー映画の名テーマ曲はいかが?

そろそろハロウィーンも近いとあって、ホラー・テイストなグッズが出回りつつある昨今。有名ホラー映画の名テーマ曲を聞いて、気分を高めるというのも一興なのではないでしょうか?

DEN OF GEEK!が特集したのは有名ホラー映画13作品の名テーマ曲。どれも耳にするとすぐさま名殺人鬼や恐ろしい名シーンが思い浮かびます。映画音楽の持つ魔法にも思いを馳せながら聞いてみてください。第13位からどうぞ。

第13位:「13日の金曜日」(1980年)

作曲家:ハリー・マンフレディーニ

動画はdylanD2000より。

高音のヴァイオリンがスラッシュする感じと、「チッチッチッ……ハッハッハッ……」という声がいかにもジェイソンが迫ってきそうで恐怖を煽ります。元々はジェイソンの幽霊が、母親に「キル、キル、キル……マム、マム、マム……」と囁いている設定なのだとか。

この曲の作曲家ハリー・マンフレディーニは、2002年の「ジェイソンX 13日の金曜日」まで、9作品の「13日の金曜日」シリーズで音楽を手がけています。

第12位:「エルム街の悪夢」(1984年)

作曲家:チャールズ・バーンスタイン

動画はJey565Flashより。

映画の印象が強いせいか、寂しく不気味な夢の中でフレディーの足音が少しずつ迫ってくるかのようなテーマ曲。もしこれを聞きながら寝たら、バッチリ悪夢が見られそうな気がします。

第11位: 「オーメン」(1976年)

作曲家:ジェリー・ゴールドスミス

動画はArray Coriersより。

コントラバスにコーラス隊を従えた「Ave Satani(サタン万歳)」という曲で、歌詞のラテン語は「我々が生き血を飲み生肉を喰らい、サタンの身体を蘇らせる」と歌っています。映画「猿の惑星」や「エイリアン」、「氷の微笑」などなど、SFやスリラー音楽を多く手掛けた大巨匠による作曲です。

第10位: 「キャリー」(1976年)

作曲家:ピノ・ドナッジオ

動画はgoregirlsdungeonより。

映画「赤い影」の音楽で一躍有名になった、ピノ・ドナッジオによるスリリングかつ落ち着いたテーマ曲。最後にリズムが速まる辺りに緊張感が高まります。14歳でソロヴァイオリニストとして才能が開花し、映画ではブライアン・デ・パルマ監督が彼をよく起用しました。

第9位:「狼男」(1941年)

作曲家:チャールズ・プレヴィン、ハンス・サルター、フランク・スキナー

動画はThe People's Museumより。

1941年のユニバーサル・スタジオのB級映画ですが、古典中の古典とあって音楽も味わい深いものとなっています。狼男の声も混じり、最後はストーリーの総仕上げのような雰囲気で終わる辺りに時代を感じますね。

作曲家は3人がクレジットされているようで、フランク・スキナーは映画「フランケンシュタインの復活」、ハンス・サルターは「大アマゾンの半魚人」、チャールズ・プレヴィンはユニバーサルに務め100作品以上のブロードウェイ音楽を手掛けたという凄い人物たちの集まりです。

第8位:「フランケンシュタインの花嫁」(1935年)

作曲家:フランツ・ワックスマン

動画はMovieTitleScreensより。

こちらもユニバーサル・スタジオの古典映画です。作曲家のフランツ・ワックスマンは銀行員をしつつ、勉強を続けて音楽家となった人物。ドイツで音楽の仕事をしてから渡米し、ユニバーサル・スタジオでの最初の仕事が本作でした。以後ヒッチコックの映画「レベッカ」や「裏窓」にも参加しました。

第7位:「ドラキュラ」(1992年)

作曲家:ヴォイチェフ・キラール

動画はJustin Sより。

映画「トゥルーマン・ショー」や「戦場のピアニスト」などの音楽も手掛けた、ポーランド人の作曲家ヴォイチェフ・キラール。クラシック音楽も数多く作っています。古典っぽい音作りですが、映画のエッセンスを巧みに、かつ上品に表現しているのではないかと思います。

第6位:「ソウ」(2004年)

作曲家:チャーリー・クラサー

動画はSub for sub!より。

スリリングなことはもちろん、かなり現代的なこちら。曲は終わり間際からパワフルなドラムも入りグワーっと盛り上がります。今となっては、メインのリフが「ソウだ、ゲームをしよう」と瞬時に思わせる印象深いものになっていますね。

作曲したクラサーは、ロックバンドのナイン・インチ・ネイルズに6年間在籍したキーボーディスト。他にもマリリン・マンソンやロブ・ゾンビなどのミキシングにも携わり、このテーマ曲からも彼がかなりロック寄りなのが感じられます。

第5位:「キャンディマン」(1992年)

作曲家:フィリップ・グラス

動画はonclezoidより。

鉤爪を持ったハチ男が殺人鬼の血生臭い映画ですが、テーマ曲はピアノの旋律がとても美しいバラードとなっています。これはキャンディマンに追われる主人公ヘレンに向けて書かれたものだとか。

作曲家のフィリップ・グラスはジュリアード音楽院に進学し、後に仏教徒となりチベットでダライ・ラマ14世と出会い、インド音楽に強い影響を受けた人物。映画「クンドゥン」や「めぐりあう時間たち」なども手掛けていますが、オペラや交響曲なども多く作曲しています。

第4位:「エクソシスト」(1973年)

作曲家:マイク・オールドフィールド

動画はALeXAnDeRより。

現代ドラマとしてリブートされたばかりの名作ホラー。このイントロを聞いた途端にブリッジ姿で歩き出すリーガンが頭に浮かびます。

とは言え実はこの曲、元来「エクソシスト」用に書かれたものではなく、ミュージシャンであるマイク・オールドフィールドのソロ・アルバム「チューブラー・ベルズ」のシングル曲「パート1」の冒頭をアレンジ&再録音したものだったりします。全英1位にも輝いたステキな曲なのです。

第3位:「サイコ」(1960年)

作曲家:バーナード・ハーマン

動画はMovieclipsより。

映画「タクシードライバー」が遺作となるまで、「鳥」、「めまい」、「北北西に進路を取れ」などなどヒッチコック作品をいくつも手掛けたバーナード・ハーマンによる作曲。

現代のホラー映画に登場する殺人鬼たちの、原点とも言えるノーマン・ベイツの衝撃的な殺人シーンで流れた曲がこちらです。ヴァイオリンが甲高く叫ぶ音の原点もまた、これかと思われます。

第2位:「ジョーズ」(1975年)

作曲家:ジョン・ウィリアムズ

動画はRobert Darwinより。

海面下からゆっくり迫り、海水浴客にガブ!っと食らい付く様子を見事に描写したこのテーマ曲。よくよく聞くと一気に山場が来るのではなく、ちょっとジラして一旦「ホっと」させている感じもしますね。最後は遠くに去っていく様子も目に浮かぶようです。

作曲家のジョン・ウィリアムズは、この曲でアカデミー作曲賞グラミー賞を受賞。その後もスピルバーグ映画には欠かせない、ハリウッド映画界の大巨匠となりました。殺人鬼の出るホラー映画とは違いますが、第2位でも異存なしです。

第1位:「ハロウィン」(1978年)

作曲家:ジョン・カーペンター

動画はRoy Munsonより。

映画監督だけでなく、音楽家としても素晴らしいセンスを発揮する鬼才ジョン・カーペンターによる「ハロウィン」のテーマ曲。イントロがやや「エクソシスト」風ではありますが、これはこれでマイケル・マイヤーズが襲いかかって来る姿を思い出させてくれます。


今回、DEN OF GEEK!がピックアップしたのは上記の13作品のみでしたが、印象的なホラー映画のテーマ曲は他にいくつも存在します。皆さんのお勧めがありましたら、ぜひとも教えてください!

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岡本玄介