弱点が見当たらないぞ…。ミラーレスofミラーレスになりうるか? キヤノン「EOS M5」実写レビュー

弱点が見当たらないぞ……。ミラーレスofミラーレスになりうるか? キヤノン「EOS M5」実写レビュー

あとは好きか嫌いか、かな。

11月25日に発売される、キヤノンのミラーレス一眼最新機種「EOS M5」。EOS Mシリーズは、これまでどちらかというとミラーレス機の中では目立つ存在ではなかったように思います。

別にどこが悪いというわけではないのですが、いまいち特徴がなく、「悪いところはないけれど、取り立てて特徴がない」という感じでした。あくまで僕個人の見解ですけど。

しかし、EOS M5はなんとなく違う。そう直感した僕は、発売前のEOS M5を借りて、使ってみることにしました。

まずは外観をチェック!

本体サイズはW115.6×H89.2×D60.6mm、重量は約427g。ミラーレス一眼としては普通です。撮像素子は、有効画素数約2420万画素のAPS-CサイズのCMOSを採用。

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背面液晶は、ワイド3.2型のTFT液晶。画素数は約162万画素。とっても見やすい。デジタル一眼レフのEOSシリーズも液晶はとても見やすいのですが、こちらも負けず劣らず視認性バツグンです。

また、液晶画面を直接指でタッチしてのAF操作「タッチ&ドラッグAF」を搭載。画面上のタッチした部分にピントを合わせる「絶対位置」だけでなく、現在のピント位置から指をスライドさせた方向に移動させた分だけピント位置を動かす「相対位置」に対応しています。その他、スタイルに合わせて動作エリアを7つから選択できるなど、かなり進化しています。

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なお、背面液晶は上方向に約85度、下方向に180度可動することができます。

そして、液晶ビューファインダーも搭載されています。画素数は約236万画素。かなり高精細です。

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グリップは深め。そのためホールド感はしっかりしています。ミラーレス機の中には、小型化を優先するあまりホールド感がない機種もありますが、EOS M5はその点心配いりません。液晶ビューファインダーを覗きながら撮影する場合、しっかりホールドできるほうがありがたいですね。

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本体右側にシャッターボタンおよびメイン電子ダイヤル、露出補正ダイヤル、サブ電子ダイヤルがあります。メイン電子ダイヤルとサブ電子ダイヤルで、絞り値やシャッタースピードなどの補正が簡単に行えます。

左側にはモードダイヤルを装備。スタンダードな感じです。

操作性は、快適。普段、中級機以上のデジタル一眼レフなどを使っていると、ダイヤル1つでは操作しづらいと感じることも。しかしEOS M5は2ダイヤル仕様。かなり快適に使えます。

触ってみると「力入ってるなー」という印象。これまでのEOS Mシリーズは、どことなく「デジタル一眼レフ機のサブ」という位置づけのように感じていましたが、EOS M5は「ミラーレス機の最上位機種」の佇まい。

もうサブ機という感じはしませんね。

使い勝手も画質も良好! マウントアダプターも使える

さっそく試写をしてみます。設定は絞り優先、ピクチャースタイルはオートです。

弱点が見当たらないぞ……。ミラーレスofミラーレスになりうるか? キヤノン「EOS M5」実写レビュー5EF-M11-22mm f/4-5.6 IS STM 17.6mm相当 ISO100 絞り優先オート F5.6 露出補正なし

広角レンズで撮影。若干周辺が流れていますが、中心部はきちんと解像されています。ピントは手前のクマに合わせています。タッチ&ドラッグAFを使うとピント合わせは楽ちんです。

弱点が見当たらないぞ……。ミラーレスofミラーレスになりうるか? キヤノン「EOS M5」実写レビュー6EF-M11-22mm f/4-5.6 IS STM 35.2mm相当 ISO1600 絞り優先オート F5.6 露出補正なし

広角レンズの望遠端を使って撮影。この広角レンズはスナップ撮影で使いやすいですね。画質はキヤノンらしい鮮やかさが強調された感じ。曇り空の撮影でも好発色です。

ちなみに、マウントアダプター「EF-EOS M」を使用すると、EFレンズも使用できます。

弱点が見当たらないぞ……。ミラーレスofミラーレスになりうるか? キヤノン「EOS M5」実写レビュー7EF24-105mm f/4L IS II USM 155.2mm相当 ISO160 絞り優先オート F4 +1.3

マウントアダプター経由でEF24-105mm f/4L IS II USMで撮影。やはり、EFレンズのほうが解像感が高く感じられます。

ミラーレス機難民への救世主となる一台

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実際に撮影してみると、小型で取り回しがいいだけではなく、デュアルピクセルCMOS AFによる高速AFが頼りがいがあります。とにかくスパスパAFが合ってくれるので、おのずと撮影テンポがあがる感じがします。

その上、タッチ&ドラッグAFで思ったところにピントが合わせやすく、背面液晶での撮影がメインの人ならば、より快適になるでしょう。

また、背面液晶の画面描写がすごい! 言葉で表すと「ヌルヌル〜」っとした感じ。デジカメの背面液晶という感じがしません。液晶テレビよりもヌルヌルな印象です。

今回は使いませんでしたが、Wi-Fi接続で画像をスマホなどに転送したり、リモートシャッターなども使えます。この1台で、かなりいろいろなことができるでしょう。

カメラの出来としては、100点満点に近いのではないでしょうか。

EOS M5はボディ単体で11万2500円、EF-M15-45 IS STMレンズキットが12万7500円、EF-M18-150mm f/3.5-6.3 IS STMレンズキットが15万7500円、EF-M18-150mm f/3.5-6.3 IS STMとEF-M28mm F3.5 マクロ ISがセットになったクリエイティブマクロダブルレンズキットが18万7500円(以上すべて税別)となっています。

デジタル一眼レフのサブ機としてはもちろん、メインのカメラとして活躍できるポテンシャルがある一台。これからカメラを始めようという人にもオススメしやすいでしょう。

ミラーレス機選びで迷っている方は、選択肢に入れておきましょう。25日になったら、店頭でチェックチェックです。

弱点が見当たらないぞ……。ミラーレスofミラーレスになりうるか? キヤノン「EOS M5」実写レビュー9EF-M11-22mm f/4-5.6 IS STM 17.6mm相当 ISO100 絞り優先オート -0.3

source: キヤノン 

(三浦一紀)