米大統領選挙中、Facebookでのデマは大手メディア以上に拡散してた

米大統領選挙中、Facebookでのデマは大手メディア以上に拡散してた

圧倒的にトランプ寄りのデマがシェアされまくってた。

アメリカ大統領選挙をきっかけに、Facebook上のでっちあげ記事が問題になっています。単なる誤報とかじゃなく、アクセス数を稼ぐ目的のでたらめなニュースが大量にバラまかれて、トレンド記事にすらなっていたんです。同社のマーク・ザッカーバーグCEOは「ガセネタはごく一部に過ぎない」って反論してたんですが、ポスト数は少なくても拡散力は絶大だったみたいです。BuzzFeedによると、大統領選挙期間中、Facebook上ではでっちあげのほうが本物のニュース媒体のトップ記事よりたくさん「いいね!」やらコメントやらを集めていました。

BuzzFeedの調べでは、でっちあげニュースサイトによる選挙関連記事のエンゲージメント(「いいね!」などのリアクション数+シェア数+コメント数)上位20件には、選挙前3カ月ちょっとで合計871.1万件ものエンゲージメントがありました。それはたとえば、「WikiLeaksでヒラリーがISISに兵器を売却したことを確認」とか、「ヒラリーのメール問題に関わったと見られるFBI捜査官が遺体で発見される、自殺に見せかけた殺人事件か」とかいった記事です。一方、本物のニュース媒体の上位20件を見ると、エンゲージメントは736.7万件にとどまっています。

僕からの新情報。米国選挙の最後の数カ月、ニセの選挙関連ニュースがFacebook上で本物の選挙ニュースよりいかに好調だったか。

この調査結果は、FacebookのザッカーバーグCEOが言っていたことと食い違います。彼はTechonomyカンファレンスで、偽ニュース記事は非常に少ないので選挙に影響していないと言っていたんです。彼はこの考えを自分のFacebookポストでも繰り返しています。

「Facebook上のすべてのコンテンツのうち、99%以上は本物です」とザッカーバーグ氏。「偽ニュースやでっちあげは、非常に少ないのです。でっちあげはたしかに存在しますが、それは一党派の視点に限られたものではなく、また政治関係のものだけでもありません

この、でっちあげは一党派に偏っていないという主張もどうなんでしょうか? BuzzFeedの分析では、エンゲージメントの多かったニセニュース20記事のうち17記事は、「非常に親ドナルド・トランプ的、反ヒラリー・クリントン的」でした。またFacebookでもじつは早くからニセニュース問題に気づいて対策ツールを作ったらしいのですが、それでブロックされたのは保守的な記事ばかりだったと言われています(そのせいかどうかわかりませんが、このツールは結局導入されていません)。

米Gizmodoではこの件についてFacebookにコメントを求めていますが、この記事翻訳時点でまだ回答はありません。

関連記事:・
「トランプ大統領」シリコンバレーの反応まとめ。付録:ピーター・ティールの支持理由
Appleのティム・クックCEO、大統領選が終わり「前に進もう」とメッセージ

image by dennizn / Shutterstock.com
source: BuzzFeed

Hudson Hongo - Gizmodo US[原文
(福田ミホ)