ディズニーリゾートの元幹部が考案した、ハイテクなお葬式とは

ディズニーリゾートの元幹部が考案した、ハイテクなお葬式とは

アメリカでは200億ドル市場といわれるお葬式。

もはやビジネスとしての葬儀場は、棺を売るだけに留まりません。マーケティングの世界ではもう何年も耳タコなワードですが、彼らのサービスの鍵を握るのは、モノでなくコト...つまり体験

今回、アメリカの葬儀ビジネス界に新風を吹かせたことで注目を集めたのは、ディズニー・ワールド・リゾートにある4大テーマパークの1つ、エプコットの元幹部Brad Rex氏。彼がCEOを勤めるFoundation Partners Groupでは、14の州に所有する自社の葬儀場に「多感覚応用ルーム」なるものを導入したとWall Street Journalが取り上げています。

多感覚応用ルームとは、オーディオだけでなく香りつきで故人の生前を振り返る動画を映し出すシアタールームなんです。ディズニーアトラクションの人工的な甘い香りなどの演出を知る人にはピンとくるのでは。

さらに、何らかの理由でお葬式に参列できない人は動画のライブストリーム配信DVD録画の予約といったサービスも展開しているのだそうです。

こうしたサービスの多様化の背景のひとつに、アメリカでは昨今、火葬を希望する人の数が増えていることがあるようです。1980年には全体の10%だったのに対して、昨年亡くなったアメリカ人のおおまかに半分は火葬を選択したのだとか。このことは、ただ棺を売っていただけの葬儀ビジネスにとっては大打撃だったようです。

Rex氏はWall Street Journalに対して、同社では棺桶の売り場を廃止して、Amazonで買い物するように客がスクリーン上でサービスを選択するというデジタル戦略に移行したことを明かしています。

以下はFoundation Partners Group LLCが公開した多感覚応用ルームのプロモーション動画です。

Top image: Foundation Partners Group LLC via YouTube
source: Foundation Partners Group LLC, Wall Street Journal

Matt Novak - Gizmodo US [原文
(Rina Fukazu)