まるでAKIRAかブレードランナー? 米軍による未来予想動画がディストピア過ぎる

まるでAKIRAかブレードランナー? 米軍による未来予想動画がディストピア過ぎる 1

暗すぎます。

The Interceptが、米軍が兵士教育に使っていた動画を発掘して公開しました。そこに描かれたのは2030年の荒廃しきった都市で、ほとんどAKIRAブレードランナーかっていうディストピア感にあふれています。とりあえずご覧ください。

Megacities: Urban Future, the Emerging Complexity」(メガシティ:都市の未来、増大する複雑性)と題したこの動画では、十数年後の都市がいかに陰惨なものになるかが細かく描写されています。

これによれば、主に発展途上国の人口増加によって都市人口が世界全体の人口の60%を占めるようになり、都市人口の60%は18歳以下の若者となります。そこでは資源や政府の手が急成長についていけず、足りない部分を犯罪組織などが埋めていきます。気候変動や自然災害は続き、経済成長は貧富の格差を広げるばかりで、さらに宗教・人種間の対立が深まります。

米軍としては、良いものも悪いものも密集してこんがらがった未来の都市では今までの原則が通用せず、「きわめて機敏で適応力の高い戦力」が必要だと言っています。敵に狙いを定めるのも一苦労だし、封じ込めるのも難しいからです。またこうした都市を拠点とする敵側勢力がデジタルのスキルを駆使して無限に拡大していくことを懸念しています。

この動画は、米軍のエリートが学ぶ「統合特殊作戦大学」(Joint Special Operations University)が教材として使っていたものです。つまり米軍がオフィシャルに、こんな都市の脅威があると考えてるってことで…しかも怖いのは、「今までやってきたことが通用しない」って言ってるだけで、「だからこうしよう」みたいな解決策がほとんど示されていないことです。

十数年後には、我々はこんなネオ東京みたいな街で、犯罪組織とか災害に怯えながら生活してるんでしょうか?

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image by YouTube

source: The Intercept, YouTube

(福田ミホ)