起きたら100年後、が現実に? 理研が「休眠」と「冬眠」の共通点を発見

起きたら100年後、が現実に? 理研が「休眠」と「冬眠」の共通点を発見 1

人類、着々と進歩中。

クマなど一部の動物は、寒くなると「冬眠」しますよね。単純に羨ましいなーなんて思ったりしますが、そもそも冬眠は、基礎代謝が正常時の1~25%ほどまで低下しているのになぜ死なないのか、など謎が多いそうです。

それを解明しようと理化学研究所(理研)が取り組んだのが、「休眠」の研究。冬眠する動物のサンプルを集めるのは難しいのですが、よく実験で用いられるマウスは、ある条件が整うと基礎代謝が30%程度となる「休眠」状態になることが知られていたからだそうです。

しかし、マウスがなぜ休眠状態になるのかもよくわかりません。チームはまずこの解明に乗り出し、気温や食事制限などを試すことで、何と100%の確率で休眠させられる方法を発見したそうです。

これにより、休眠状態のマウスと冬眠動物のさまざまな点を比較。両者間では、生存のために維持したい設定体温が異なる一方、その設定体温と実際の体温の差に対し、どれだけ熱を生み出すのかという働きはほとんど同じであることがわかったのだそう。ちょっと難しいですが、とにかくスゴイことがわかったんですよ。うむうむ。

理研は今回の成果から「分子生物学遺伝子工学を駆使した能動的低代謝のメカニズム解明」が期待できるとし、研究が進めば、人間の臓器を長期間ストックすることや、患者を病院に搬送するまで低代謝状態にするなどの「次世代型の医療」も現実味を帯びると語っています。

将来的には、SF映画でよくある「コールドスリープ」なんかが実現しちゃうのでしょうかねぇ。

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source: 理化学研究所

(渡邊徹則)