気をつけて…Google初の純正スマホ「Pixel」を転売するとアカウント停止措置も

気をつけて…Google初の純正スマホ「Pixel」を転売するとアカウント停止措置も

えっ、ウソでしょ?

検索サービスやメール、AndroidのOSなど、ソフトウェア面で知られてきたGoogle(グーグル)が、ついにハードウェアまで完全に独自ブランドで手がける純正スマホ「Pixel」および「Pixel XL」の発売へと乗り出しました。Googleの人工知能(AI)コンパニオン「Google Assistant」を搭載した初の端末でもあり、これはもうiOSにSiriを載せたiPhoneを販売するAppleへ、真っ向から挑んでいく対決姿勢を示したわけでもあるのですが…。

このほど数百人のGoogleユーザーから、勝手にアカウントを凍結されてしまったとの報告が相次ぎました。どうやら対象となったユーザーは、いずれもPixelまたはPixel XLの転売に関わった模様です。過去にもスマートフォンの転売は、さまざまなGoogleユーザーが利用してきたものの、Googleが販売する純正スマホを転売すると、Googleから処罰を受けるだなんてあり? いま初めて遭遇する事態に、北米は騒然となっているようですよ。

今回の突然のアカウント凍結について、Googleの広報担当者は、このような説明をしています。

再販業者に代わって、Pixelシリーズのスマートフォンを購入することを求められ、後ほど転売された端末代金の還元を受け取っている消費者がいることを突き止めました。だれもが適正な価格で製品を購入できる機会を均等に提供するため、当社の「Project Fi」や「Google Store」を通じて購入された商品を転売して利益を上げることは禁じられています。それゆえ、この転売目的で設けられた多くのアカウントの停止措置へと踏み切りました。

どうやら対象ユーザーは、Dan’s Dealsの運営する節約ブログで転売方法を知り、州税が免除されるニューハンプシャー州の再販業者へ、購入したPixelスマホを送っていたようですね。アカウントが凍結されてしまったユーザーは、Gmail、Google Drive、Google Photosなどの全サービスへアクセスできなくなったほか、別のアカウントの認証用にも該当アカウントが使えなくなり、突如として多大の不便を忍ばざるを得なくなったんだとか。

なお、Pixelスマホの転売を禁じるGoogleのサービス利用規約を知らずに、今回のアカウント凍結措置を受けたユーザーもいたとして、現在はアカウント利用の再開を認める方針が適用されてもいるそうです。ただし、Googleは、同じ違反が繰り返された場合、次はアカウントを完全に削除すると警告。いかに真剣にGoogleがハードウェア事業を営もうとしているかを示しました。同時に、もはや同社のサービスを利用せずには生きられなくなった多くのユーザーに対し、Google帝国が権力を乱用しているのでは? そんな批判も一部では高まっているみたいですよ。

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Michael Nunez - Gizmodo US[原文
(湯木進悟)