そのグルーヴは革命をもたらした。Roland「TR-808」のドキュメンタリー映画『808』がApple Music独占で配信

そのグルーヴは革命をもたらした。Roland「TR-808」のドキュメンタリー映画『808』がApple Music独占で配信 1

時代を作り上げた、小さな箱。

Rolandが1980年に発売したリズムマシン「TR-808」、通称ヤオヤ。世界中のテクノ始祖アイコンとされているこの名機をテーマにしたドキュメンタリー映画『808』が、Apple Musicより独占配信されると今年のSXSW(サウスバイサウスウエスト)にて発表されました。

本ドキュメンタリーは2015年のSXSWやシカゴ国際映画祭などで上映されてはいましたが、一般への開示については不明でした。それがこのたびついに明らかになったということで、テクノファンや808ファンにとってはひと足早いクリスマスプレゼントとなりそうです。

そのグルーヴは革命をもたらした。Roland「TR-808」のドキュメンタリー映画『808』がApple Music独占で配信 2

しかし、今でこそ名機と謳われているTR-808も、発売した1980年代当初は評価が低く、セールスの不調から1983年には生産を停止します。当時のリズムマシン(ドラムマシン)は一定のビートを刻むだけの、ギターや鍵盤の練習に使う装置という認識で、楽器としてのニーズはそんなになかったのです。

これに目をつけたのが低予算で活動していたアマチュアミュージシャンやプロデューサーたちで、彼らは安く手に入れたTR-808を使い独特のグルーヴを作り上げていきます。

特に、アフリカ・バンバータの「プラネット・ロック」のプロデューサーであるアーサー・ベイカーは、TR-808を語る際には欠かせない存在とされており、本ドキュメンタリーにおいても中心軸的な位置付けになるとのこと。

ファットボーイ・スリムフィル・コリンズリック・ルービンといったレジェンドに加え、近代勢力からはファレル・ウィリアムスディプロデヴィッド・ゲッタなど、そうそうたる面々が出演。さらにはローランド創業者の梯郁太郎氏がTR-808にまつわる秘話を語ってくれるとのことで、これは非常に気になるところ。

『808』は、2016年12月9日(金)にApple Musicより、12月16日(金)にiTunes Movieより発売が始まります。実機を手にするのは昨今難しいところですが、ブラウザ版のTR-808でその音を確かめてみてはいかがでしょう?

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