台湾がアジア初の同性婚の合法化へ大前進。険しい道のりを進み続ける

台湾がアジア初の同性婚の合法化へ大前進。険しい道のりを進み続ける 1

多様性への大きな一歩となるか...?

性文化に関しては割と寛容とされる一方で、夫婦別姓に関わる議論などをみても、保守的な面が目立つ日本。最近では性的少数者(LGBT)への理解やそのためのアクティビティーもみられたり、「ダイバーシティー」という言葉が広がりをみせたりしていますが、大いに世界から遅れている分野もありそうです。

ところが、お隣りの台湾では、同性婚を認める風潮が高まっており、すでに立法院ではゴーサインが出て、あとは司法法制委員会での審議を進めるのみという段階まできていることが伝えられています。なによりも初の女性総統となった蔡英文氏が、婚姻の平等の一環で、同性婚への支持を表明してきた影響も無視できないものがあるんだとか。

ちなみにUnited Daily Newsが4年前に実施した世論調査では、同性婚に賛成する人が55%だったのに対して、反対者は37%にとどまったとされています。最新のデータでは、Taiwan LGBT Family Rights Advocacyが発表した20歳〜29歳男女を対象とする調査結果として、実に8割もの若者が同性婚を支持する見方を表明しているとのことですよ。

米国、カナダ、アイルランドをはじめ、世界では同性婚を合法化する流れが強まっています。ところが、アジア中東に目を向けると、同性婚を認める国は1つもありません。むしろ、宗教的な背景などから、同性愛は違法とされている国が20以上も存在しているのが実態です…。

台湾でも、長らく与党だった国民党には、同性婚の合法化を求める法案へ反対し続ける議員が少なくなく、教会からも激しい批判が繰り返されてきました。アジア初の同性婚の合法化までの道のりは、まだまだ険しそうですけど、台湾が大きく変わろうとしていることだけは確かなのかもしれませんよね。

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image by YiorgosGR / Shutterstock.com
source: ABC News, Taiwan LGBT Family Rights Advocacy

(湯木進悟)