階段は疲れる、でも運動不足で太るのはイヤ。折衷案として作られた移動手段がコチラ「Vertical Walking」

階段は疲れる、でも運動不足で太るのはイヤ。折衷案として作られた移動手段がコチラ「Vertical Walking」 1

ビヨーンとね。

オランダのアイントホーフェンを拠点とするテックチームRombout Frieling Labのデザイナーたちが、「エレベーターのように電力を必要とせず、また階段ほど体力を消耗せずともフロア間を移動できる乗り物」を発明しました。

Vertical Walking」と呼ばれるこの乗り物は、いわば階段とエレベーターを合わせたようなもので、最小限の体力でフロア間を移動できるマシーンなのです。

エレベーターは電力が供給されないと動かせないため、建物には場所を取ってしまう階段の設置が緊急時のために求められます。それに、移動の間は立っているだけですから、肥満の一因にもなっているわけです。心の底では階段を使うべきだとわかってはいても、オフィスや住まいが高層ビルの30階だったりするとそうもいきません。 

Vertical Walkingとエレベーターとの共通項は、垂直方向に動くという一点のみ。エレベーターではボタンを押して突っ立っていれば目的の階に到着しますが、Vertical Walkingでは人力が推進力となるので、乗客は自身の腕と脚を使う必要があります。 

動画を見る限りVertical Walkingを動かすには体力を使いそうですが、綿密に設計されたバネや弾力のあるロープ、滑車装置のおかげで、消耗する体力は階段を上がるのに使われるエネルギーのたった10%以下で済むとのこと。プロトタイプでは車いすが必要な人は乗れなかったものの、さまざまな運動能力やハンデを持つ人々を乗せることができました。

小さなビルでならVertical Walkingは理論上、階段の代わりになるかもしれません。でも、高層ビルの最上階で働くような従業員たちがこのマシーンを使って日々乗降するかは疑わしいものです。

立っているだけでお望みフロアまで連れて行ってくれるエレベーターが廃れることはなさそうですが、既存の移動手段の便利さゆえのデメリットを気付かせてくれたVertical Walking、実際に乗ってみたら感想は変わるのでしょうか。

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image by Rombout Frieling Lab
source: Rombout Frieling Lab via New Atlas

Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文
(たもり)