スマートウォッチの加速度計で、いろんなジェスチャーを読み取れる未来

スマートウォッチの加速度計で、いろんなジェスチャーを読み取れる未来

スマートウォッチの無限の可能性。

今年こそと期待されるも、いまいち波に乗らないスマートウォッチ。個人的には好きなんですけどね…。しかし、Digital Trendsが報じた新しい研究によると、スマートウォッチの処理能力を向上させると、さまざまなジェスチャーが読み取れることがわかったんです。

以下の動画は、その研究を行なっているFuture Interfaces Groupが公開したもの。こちらのチームは、カーネギーメロン大学で助教授を務めるChris Harrison氏が率いており、以前、スマートウォッチを装着している腕を入力デバイスにする技術の研究も行なっていました。

通常、スマートウォッチに内蔵されている加速度計は1秒間に100回程度しか動きを測定しません。それはそれで十分なのですが、その測定できる回数を1秒間に4,000回(4kHz)までスピードアップ。これにより細かいジェスチャーや物をつかむ動作を感知できるようになるのです。

同研究では、この技術を「ViBand」とよんでいます。

ViBand 1

こちらはViBandで感知可能なジェスチャーです。Kinectのような外部センサーを利用しなくても、「手を叩く、タップする、揉む、フリック、手のひらを上げる、下げる…」のようないろいろな動作をスマートウォッチが感知できるのがわかりますね。

このようにスマートウォッチがユーザーの動作を感知できるようになれば、スマートウォッチは情報端末以上の働きをすることになるでしょう。たとえば家の特定の場所を触れただけで必要なアプリを起動するなど、スマートホーム分野への応用もあり得るはずです。

現時点ではViBandはまだ研究段階ですが、この技術はぜひ実用化までたどり着いてほしいもの。将来、スマートウォッチは時計やヘルストラッカーとして使われるよりも、「ユーザーの意図を汲み取る魔法の腕輪」のように使われるのかもしれません。

そのほかのスマートウォッチ最新技術:
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スマートウォッチに革命を起こすか? 自分の腕をインターフェースにして操作できるトラッキング技術

image by Future Interfaces Group
source: Future Interfaces Group, Digital Trends, YouTube

(塚本直樹)