ハチ公像の住所は「虹・鋭い・睡眠」、じゃあ「滝・敷石・ロマンス」は?

ハチ公像の住所は「虹・鋭い・睡眠」、じゃあ「滝・敷石・ロマンス」は?

正解:京都駅

what3words」というシステム、ご存知でしょうか。イギリスのスタートアップによって開発されたこの仕組み、世界中の住所を3つの単語に置き換えてしまうというものです。

今年6月にはモンゴルが公的な郵便システムにこの方法を採用するとしてニュースになりました。そして先日コートジボワールもこのシステムを採用することを発表しました。他にも国連や複数の配達業者が活用しているかなり画期的なシステムなんです。

こちらはwhat3wordsによる紹介プロモビデオ。

仕組みはいたってシンプルです。地球上を9平方メートルずつに区切って、そこにアルゴリズムを通して3つの異なる単語を割り当てるというもの。単語の組み合わせがGPS座標と対応しているので3つの単語が分かれば、地球上のどの9平方メートルかが特定できると。

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モンゴルもコートジボワールも、多くの地域で整理された住所区分が無く、郵便システムから排除されている人口が非常に多いとのこと。住所が存在しないことの問題をwhat3wordsのサイトでは次のように説明しています。

世界中の75%が(135カ国)、一貫性の無い、複雑な、もしくは不十分な住所割当システムに悩んでいます。

これは40億人が見えない存在になっているということを意味します。犯罪が起きても報告することができない。郵便物を受け取ったり救援物資を受け取ることができない。そして自分の住んでいる場所を伝える手段が無いことで一市民としての権利の多くを行使できずにいます。

例えば、これは遠く離れた地域では給水施設を見つけたり、管理したり、修理することができないことを意味しています。学校や、難民キャンプ、非公式な施設がちゃんとした対応を得られないままになってしまうことを意味しています。

住所が無いというのは、本当に深刻な問題なんですね。What3wordsであれば、長くて複雑なGPS座標じゃなくて簡単な3つの単語を覚えるだけで良いわけです。

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モンゴル政府とコートジボワール政府はライセンス料を支払い、3つの単語をGPS座標に変換するソフトウェアを使用することになります。

配達物や手紙には3つの単語が住所として書かれており、それに対応するGPS座標に郵便サービスが届けるわけです。単語はもちろんモンゴル語に翻訳されます。

ある場所の住所がどの3つの単語なのか、ユーザーはウェブサイトかアプリを利用して無料で検索することができます。ただし単語には規則性が(私たち人間が見た限りでは)無いので、単語からGPS座標を導き出すには料金を支払ってソフトウェアを使う必要があるわけですね。

what3wordsのページに行くと、世界中の場所の住所を3単語で教えてくれます。

ハチ公像(Hachiko, Dogenzaka, Tokyo, Japan)」と入れると「虹・鋭い・睡眠(rainbow.sharp.sleep)」と出てきます。これは確かに覚えやすい!

京都駅(Kyoto Station, Shimogyo Ward, Kyoto Prefecture, Japan)」と入れると「滝・敷石・ロマンス(cascade.paving.romance)」と。気のせいかちょっと京都っぽいのは偶然ですよね...?

いろんな場所の住所を入れてみるだけで楽しいですが、感心してしまう発想ですね。今後も利用する国や組織は増えていきそうです。

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images by YouTube
source: what3words via QUARTZ, YouTube
参考: QUARTZ

(塚本 紺)

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