クリスマスプレゼントを買う裏側…Amazonの労働者は倉庫の近くにテントで寝泊まり

クリスマスプレゼントを買う裏側…Amazonの労働者は倉庫の近くにテントで寝泊まり 1

儲かってるのは上ばかり…?

クリスマス商戦もたけなわで、いまや世界最大の通販サイトとなったAmazonは、うれしい特需の悲鳴をあげているようです。当然ながら、そのしわ寄せは、ひっきりなしに届く注文をさばく、倉庫で勤務する従業員たちにもおよんでいて、この季節だけ長時間のアルバイト勤務で稼ごうとする短期労働者も非常に多いみたいですよ。

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しかしながら、The Courierによれば、スコットランド北東部のファイフ州で稼働するAmazonの倉庫では、家に帰れず、周辺の森にテントを張って野宿する季節労働者たちの姿が目立っていると報じられ、物議を醸しています。週60時間以上の勤務スケジュールも珍しくはないため、わざわざ家に帰って眠るより、通勤時間も惜しんで職場のそばに寝泊まりしながら、ハードな長時間労働に挑む人たちが少なくないとのことです。

当社は安全かつ快適な職場環境の整備に努めており、正規か非正規かの雇用区分に関わりなく、従業員の安全と福祉こそが最重要事項に掲げられています。

今回の報道を受けて、Amazonは、このような声明を出しました。とはいえ、実際に倉庫周辺で寝泊まりしていた匿名希望の従業員は、Amazonの労働環境は決してよいものではなく、仕事に見合った給料が支払われているとは思えないとの不満をこぼしてもいるようですよ。

たまたまAmazonの厳しい仕事がやり玉にあがった形ではありますけど、近年、名だたるIT企業の過酷な勤務スケジュールは、度々批判されてきました。たとえば、Yahoo!の報道によると、Googleの複数の社員は、社内の駐車場に止めた通勤用の車で寝泊まりし、勤務を続けてきたとされています。すでに毎日12〜14時間を会社で過ごし、長時間働く社員のために、無料の食事やWi-Fi、シャワー、ジムに洗濯サービスまで完備されているそうなので、もう会社に住んでしまえばいいのでは?

Googleとしては、あくまでも車中泊で勤務を続けるライフスタイルを認めてはいないものの、どちらかというと黙認する姿勢なんだとか。その背景として、快適な住まいのために出費を割くことができない、不十分な給与体系が問題視されています。そして、好業績で伸び続けている企業ほど、社員たちから搾り取って利益を得ているだなんて批判まで寄せられています。ブラックな過剰勤務は、日本国内だけの問題ではないのかもしれませんね。

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image by shutter_o / Shutterstock.com
source: The Courier, Yahoo!

Christina Warren - Gizmodo US[原文
(湯木進悟)