『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の監督にインタビュー! 黒いトルーパー誕生の経緯が明らかに

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の監督にインタビュー! 黒いトルーパー誕生の経緯が明らかに 1

やっぱりラルフ・マクォーリーは神……。

スター・ウォーズのスピンオフ・シリーズ第一弾にして、ドニー・イェンが名実ともに銀河最強となるに違いない映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』。

今回はその監督を努めた、『GODZILLA ゴジラ』でもおなじみギャレス・エドワーズ監督にインタビューして参りました! 

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――よろしくお願いします。

ギャレス・エドワーズ(以下、エドワーズ):こちらこそ、よろしくお願いします。いいTシャツですね(注:私が着ていたボバ・フェットなど賞金稼ぎ一同の絵が入ったTシャツを指差す)。

実はそこにいる「IG-88(注:暗殺ドロイドの賞金稼ぎ)」は、今作に出てくるドロイドの「K-2SO」のインスピレーションのひとつなんですよ。

――そうなんですね! ありがとうございます! それでは早速お伺いしたいのですが、その「K-2SO」をはじめとして、今作には新しいトルーパーや宇宙船が登場しますが、監督としてなにかデザインの方針などを設けましたか?

エドワーズ:私がとにかくやりたかったのは、今までとは違うものとして新たなトルーパーや宇宙船を出す一方で、XウィングやAT-AT、ヤヴィンなど自分が大好きなものも出すということです。新しいものと古いものをバランスよく登場させるということを考えていました。

新しいストーム・トルーパーとドロイドのデザインするのは本当に最高でした。サンフランシスコの美しい街の中にあるジョージ・ルーカスのかつての仕事場で、お金を貰ってデザインできるんですからね。夢のようですよ。

ストーム・トルーパーや宇宙船のデザインには1年ほどかけました。その間、スター・ウォーズのアーカイブに出入りすることができました。過去の映画で使ったコスチュームやミニチュア、さらに40年前に描かれたアートも保管されている場所です。

そこでスター・ウォーズの神である、ラルフ・マクォーリー(注:旧3部作のコンセプト・アートを手掛けた人物)が描いた絵も見ることができました。言い換えれば、スター・ウォーズが誕生する前のアートで、今回の映画は『新たなる希望』の直前の作品なので、大きなヒントとなりましたね。

その中でも、最初期のストーム・トルーパーのデザインは背が高く細身で、とにかくカッコいいと感じました。旧三部作のストーム・トルーパーはもちろん素晴らしいですが、そのデザインはさらにカッコいいと思ったんです。しかし、それと同時にこのアスリートのようなシルエットの再現は難しいということも明らかでした。普通、アーマーを着用すると太って見えますからね。

なので、私たちは7フィート(約2.1m)の細身の俳優を探してきて、彼らにかなり薄く作られたアーマーを着せて再現しました。それが最終的にデス・トルーパーになったわけです。

また、デザインする上ではスター・ウォーズの世界から飛躍しないように心がけました。スター・ウォーズっぽくないものは作りたくなかったですからね。そして、スター・ウォーズのデザインには繰り返し使われているモチーフがあります。

私はある時、外でデス・スターのリュックを背負っている子供を見かけて、いいリュックだなぁと思っていたのですが、その子が上着を脱いだら実はそれはR2-D2の頭型のリュックだったなんてことがありました。そこで気付いたのですが、デス・スターもR2-D2の頭部も非常に似ているんです。

そのような繰り返し使われているモチーフを見つけて、学習し、使いこなしていきました。今回登場するUウィングも、Xウィングなどの宇宙戦闘機のデザインを踏襲しつつ、そのヘリコプター版というような位置付けでデザインしました。

――今作を作る上で、どんな指示がディズニー/ルーカス・フィルム側からありましたか?

エドワーズ:非常に自由にやれました。彼らが求めてきたものといえば、今までのスター・ウォーズの映画とは違う独自の作品にしてくれというものくらいです。

この映画はスター・ウォーズという世界の中の作品ではあるものの、あくまで独立したもので、続編を作らなければいけないという制約もないので、ストーリーやキャラクターに関して大胆なアプローチをとることができました。

制作の初期段階で映画のイメージを決めるための実験として、私は昔の戦争の写真にXウィングや反乱軍のヘルメットなどを合成してみました。するとグッと来るものがある本当にリアルなスター・ウォーズの風景が出来上がりました。

その画像をスタジオの人たちに見せるとみんな、「こんな映画が見たい!」と興奮しはじめたんです。そうやって、リアルな雰囲気のスター・ウォーズにしようと始まった作品なんですよ。

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超話題作の監督ということもあり、かなりの過密スケジュールで短いインタビュー時間だったのですが、時間いっぱい沢山語ってくれたギャレス・エドワーズ監督。その語り口は、落ち着きはあるものの大好きなものを目の前にした子供のように熱を帯びており、同じスター・ウォーズファンとして親近感を覚えました。

映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は2016年12月16日(金)に全国公開。監督が語った「今までとは違うスター・ウォーズ」と「繰り返し使われているモチーフ」がどんなものなのかもチェックしながら観てみてはいかがでしょうか!

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source: 『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』

傭兵ペンギン

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