GoogleがモバイルVRにこだわる理由。Daydream ViewとPixelを触ったらその意味がわかった!

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日本での発売ももうすぐ...?

Cardboardに続くGoogle開発のVRヘッドセットとして11月に発売された「Daydream View」。こちらスマートフォンを差し込むいわゆるモバイルデバイス向けのVRヘッドセットです。ほぼ同じタイミングでGoogleの新たなスマホ「Pixel」も登場しました。

モバイルVRということで、他のハイエンドVRヘッドセットと比べると当然安く、気軽に手に入りそうな価格。一方で、モバイル向けなのにコントローラーがついていたりと、他のVRプロダクトとはちょっと違った印象で気になる存在だったりします。

このたび12月1日に、YouTube Space TokyoでGoogleのVR/AR事業に関するイベントが開催されました。イベントでは、Cardboardの開発からGoogleのVR/AR部門を率いているAaron Luber氏が登壇。「Daydream x Pixel」というGoogle VRの新たなステップについて語りました。さらに、日本ではまだ発売前のDaydream ViewとPixelですが...ギズモード・ジャパンはイベントの最後に少しだけ触ることができました!

Daydream Viewの使いやすさ

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まずは、Daydream Viewの使いやすさについて。Luber氏は自らPixelを使って見せていましたが、その取り付けは非常に簡単。モニターとなる正面のフタの部分をパカっと開けて、スマホを置く。そのあとは上部のゴムを引っ掛けるだけ

そのほかのモバイルVRと同じような仕組みですが、ゴムで引っ掛けるのは実に使いやすいとのこと。また、外装が布地になっているのも使いやすく、プラスティック製のものよりも扱いがラク。

Pixelのパフォーマンス精度もすごい

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対応するスマホであるPixelでは、現在最新のOSである「Android Nougat」の最適化を行なったとのこと。これによりレイテンシー(データ転送の遅延時間)が改良され、パフォーマンス精度が格段に向上しているそうです。

さらに、VRを楽しんでいる最中に通知がきたりしないようにアラートをオフにするなど、よりよいVR体験へと導く仕様に。また、プラットフォームであるDaydreamもとっても優秀。メインスクリーン(上画像)から、YouTubeやGoogle Playストア、各種アプリケーションへすぐに飛べます。

モバイルデバイスにこだわる意味

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ウェブにおけるモンスター級企業であるGoogleは事業において「情報」を核としています。ですが、ことVR/ARにおいては、その情報以上に「体験」というものを重視しているといいます。Googleほどの企業ともなれば、ハイエンドのVRヘッドセッドだって作れそうなものですが…多くのひとを体験に導くためには、あくまでモバイルデバイスであることが重要だったのだそう。

つまり、これだけスマホが普及している世の中に向けてVRをもっと広めるには、やっぱりスマホでしょ!というもの。なるほど、それはよく考えていらっしゃる!

たしかにモバイルVRがHTC ViveやOculus Rift、PS VRには何歩か遅れるのは事実。とはいえ、GoogleはむしろVR体験の普及に重点を置いていると考えると合点がいきます。モバイルVRと思ってあなどれないといった感じ。

Daydream Viewハンズオン

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プレゼンの後に少しだけDaydream ViewとPixelに触れました。まず思ったのは、やっぱり使いやすい! (いや〜安直!)

当たり前ではありますが、いろいろなケーブルに縛られることなく、VRアプリや360度動画を味わえるのはいいですね。また、インデックススクリーンからそれぞれのアプリケーションに移動していくのはとても快適。

このようにヘッドセットをしたまま、もっといろいろなことができるようになれば、それこそ没入していく気がします。YouTubeを見て、アプリケーションを使って...ウェブブラウジングして買い物なんかできるようになったら本当にいいなあなんて思いましたね。

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パフォーマンス精度に関しては、細かいところまではわかりませんでしたが、印象に残ったのはコントローラー。使いやすくなるんだろうなあ、とは思っていましたが、その機能性と精度は思ったよりも高かったです。上部のクリッカブルパッドで基本的な操作は行なえ、さらにポインターが正確で使いやすいと感じました。

ヘッドセットをつけて手元が見えなくなってボタンがどれかわからなくなるということを考慮してなのか、クリッカブルパッド、先へ進むボタン、ホームボタンとシンプルな作りも好印象でした。

実際に触ってみると、なるほどモバイルVRってこんなにいろいろできるのか、と理解できた気がします。

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なお、Daydream ViewとPixelの日本での取り扱いは現段階ではまだ未定とのこと。とはいえ、もうすぐかなーなんて勝手に予想してみますが、どちらにせよ早く発売してほしいと願うばかりです。今回Aaron Luber氏の話を聞き、実際に触れてみることで、モバイルVRにより注目したいなあと思いました。

VR元年、ハイエンドVRヘッドセットがいろいろと登場し、盛り上がりをみせるなかでGoogleは少し違うアプローチをとってきました。機能性やコンテンツではハイエンドヘッドセットに当然軍配があがりますが、VR体験をより多くのひとに広げていくのはあるいはこちらなのかも、なんて思ったりも。

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source: Google

(ヨコヤマコム)