PC用スピーカーにアンプ内蔵モニタースピーカーはいかがですか

スマホ用にも。フォノイコ内蔵ターンテーブル用にも。

いわゆるオーディオ用のスピーカーは聴き心地が良くなるように、多かれ少なかれ再生音質をチューニングしています。対してレコーディングスタジオで使われたり、DTMミュージシャンやボカロ調教師が自宅に置いたりするアンプ内蔵のモニタースピーカーは違います。音の位置関係がつかめるように、各チャンネルの音量やエフェクターの効果の度合いを測れるようにといった目的で作られているため、出音が極力フラットになるようにセッティングされています。

ゆえに響きの良さが重要なアコースティックなトラックを再生すると、ウェッティさが消えてクールダウン。きまじめに楽譜のとおりに演奏したかのように感じてしまうこともありますが...。

いわゆる打ち込み系のトラックだと相性ばっちり。いたずらに低域をマシマシにせず全帯域でハイスピード、楽器の位置関係が見極められる解像度の高さと音の堅さが相成って、気持ちよさがグッと引き立つのです。フロントバッフルを正面に向ける、内側に向けるといったセッティングによっても音が大きく変化するので、好みの音場を見つける楽しさもあるんですよね。

もう最後のチャンスか。ペアで1万円台の激安プライス「nEar05 eXperience」

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image: ESI

nEar05 eXperience」(ESI)が初めて日本に輸入されてきたのは2005年。USB DACブームの一端を担っていたDr.DACと同時期に登場したと覚えています。当時の価格は4~5万円だったはず。ところが先日、Amazonを見ていたら1万3000円台にまで下がっているじゃないですか!

10年以上前のモデルですが、ペアでこの価格というのは破格すぎ。思わずポチってしまいましたよ。まだ都合50時間くらいしか鳴らしていないので音の輪郭はまだざらつきが目立つものの、この価格帯にしては圧倒的な立体感の描き方に惚れ込んでいます。「Q701」(ヘッドホン)、「X10 Rev.1.2」(イヤホン)のように、長らく販売されてきたことで価格帯が健やかに下落。旧世代のプロダクトでも当時の高レベル機現在の同価格帯機と同格以上の魅力を味わえますよ。

ま、さすがに生産は停止しているのか、あと数台しかないみたいですけどね!

といいつつ、今から買うなら「iLoud Micro Monitor」がいい感じ

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image: IK Multimedia

もちろんモニタースピーカーの世界も進化しています。10月に発売されたばかりの「iLoud Micro Monitor」(IK Multimedia)は、ちょっと大きなPC用アクティブスピーカーと変わらないサイズでありながら、正確性が重視されるモニタースピーカーとして登場。コンパクトモデルだと低域の再生品質に難が出ることが多いのですが、同機はデジタルのチカラでネガティブイメージを払拭しようとしています。

DSP+デジタルバイアンプでツイーターとウーファーをフルコントロール。狙いどおりの位相、周波数特性を実現しています。50Wという余裕のたっぷりなパワーで、ボリュームを上げても音がゆがまないし、鮮明さも維持。自宅用の、そして移動中のホテルで曲を紡げるようにとしたサイズと性能。新世代きちゃったなあ。「nEar05 eXperience」を買うの、待てばよかったなあ。

最近は自宅でもヘッドホン/イヤホンを使う人が増えてきたと聴きますが、音が出せる環境であるなら鼓膜だけではなく身体中で音波を受け止められるスピーカーのサウンドを楽しんでいただきたいもの。もしもリーズナブルでいいスピーカーをお探しの方がいましたらデスクに置けるモニタースピーカー、いかがでしょうか?

top image: 武者良太
source: nEar05 eXperience (Amazon), iLoud Micro Monitor (Amazon)

(武者良太)