恋愛に理性はないのか? 刑事を盗聴した検察官、逮捕

恋愛に理性はないのか? 刑事を盗聴した検察官、逮捕 1

人間は弱い。

ニューヨークはブルックリン地区の検察官が、違法な盗聴行為により逮捕されるという事件がありました。逮捕された検察官はTara Lenich、彼女が盗聴していたのは彼女の同僚のとある刑事。盗聴許可を得るため、数人の裁判官のサインを偽造し、嘘の申請を行なっていました。

通常、盗聴許可は1カ月ほどで裁判官による再申請が必要になるのだそうですが、これまた偽造して1年間も盗聴を続けていました。また、Lenich容疑者は、疑いの目が自分にむけられないよう「警察庁監察の特殊な秘密任務についている」と周りには話していたといいます。

なぜ、Lenich容疑者は偽の申請をしてまで、この刑事さんと同僚を盗聴していたのか…。ネタ元のニューヨーク・タイムズ紙によると、どうやらもつれた三角関係が理由にあったとのこと。同僚と刑事の身元は明かされておらず、誰と誰がどういう関係にあったのかはわかりませんが、確かなのは恋心は人を狂わせるということです。適切な判断を鈍らせてしまうのが恋。

例えば、2013年には、アメリカ国家安全保障局(NSA)の職員数人が、当局のスパイツールを使って付き合っている相手を監視していた事件がありました。例えば、2014年には、カリフォルニアの警察官2人が、Tinderで見つけたデート相手のことを警察のデータベースで検索していたこともありました。例えば、2012年、シカゴの警察官がスピード違反を取り締まった女性をデートに誘うため身元を割りだしたこともありました。APの取材によれば、警察官の中には付き合っている相手や隣人のことを局の機密データベースを使って調べているものがいるのだといいます。

人間は恋心と好奇心の前には無力です。手が届くところに、あの人のことをもっと知る道具があれば使いたくなる。だからこそ、データベース管理は、人間の弱さを受け止め、性善説を信じずに行なわれるべきですね。

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source: New York Times, New York Daily News, Wall Street Journal, Yahoo! News, AP

Sophie Kleeman - Gizmodo US[原文
(そうこ)