映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のカメオ出演とシリーズのつながりまとめ

映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のカメオ出演とシリーズのつながりまとめ 1

もう一度じっくり見ないと!

シリーズ初のスピンオフ実写映画となる『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』。本作は「スタンドアロンな映画」ではありますが、ちゃんとこれまでの作品への言及やカメオ出演もたっぷりと含まれていました。今回は新旧三部作だけでなく他のスピンオフ作品とのつながりもまとめてご紹介していきましょう。もちろんネタバレも含まれますのでご注意を。

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**ネタバレ注意**

ドクター・エヴァザンとポンダ・バーバ

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『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』にでてくるモス・アイズリーのカンティーナでルークにいちゃもんつけてくる二人組、覚えていますか? 顔にひどい傷のあるドクター・コーネリアス・エヴァザンと、惑星アンドー(Ando)出身のアクアリッシュ人のポンダ・バーバです。

『ローグ・ワン』ではジェダの通りでジン・アーソとカシアン・アンドー(Andor)に喧嘩をふっかけようとするものの、彼らは先を急いでいたこともあり叶いませんでした。運良くジェダ・シティーの崩壊から逃れた彼らでしたが、その後のモス・アイズリーのカンティーナではオビ=ワンにポンダ・バーバ(ケツアゴの方)が腕を切り落とされてしまいました。

『スター・ウォーズ 反乱者たち』とのクロスオーバー

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Disney XDのアニメシリーズ『スター・ウォーズ 反乱者たち』が始まって以来、ファンたちは彼らが銀幕で活躍する姿が見られる日が来ないものかと考えていました。そしてもしそれが起こるとしたら、時間軸的に同時期で、同じ反乱同盟軍の人々を描いている『ローグ・ワン』しかない、と。嬉しいことにこの期待は間違っていませんでした。

『反乱者たち』に登場する宇宙船、VCX-100「ゴースト」は複数回登場してくれました。まずはヤヴィン4の基地外で、ジンとキャシアンがジェダに行く準備をするシーン。基地の外を写したワイドショットでフレーム左側にはっきりとゴーストが写っています。そしてスカリフを巡る宇宙戦のためにハイパースペースから飛び出てきた船軍の中にも混じっています。さらに、ジンがスカリフ行きについて反乱同盟軍と話し合うシーンの後、反乱軍基地でアナウンスが「シンドゥーラ将軍」(General Syndulla)を呼び出す声が聞こえます。これはほぼ間違いなく、ゴーストのパイロットであるヘラ・シンドゥーラのことでしょう。そして最後に、スカリフの戦いの最中、スカリフでの戦いについてシグナルを受信した反乱軍の通信兵がモン・モスマに走りよるシーンでは、その際にフレームの左側に『反乱者たち』のC1-10Pことチョッパーが見えます。

またLucasfilmのMatt MartinがTwitterで教えてくれたのは、スカリフの戦いでスター・デストロイヤー同士をぶつけるために用いられたハンマーヘッド・クルーザーについてでした。そう、これが最初に登場したのは『反乱者たち』で、ゴーストのチームが反乱軍のために盗んできたものだったのです。

もしかしたら『反乱者たち』の方でも『ローグ・ワン』と逆クロスオーバーしてくれるかも? 最新シーズンのフィナーレでアニメ化されたヤヴィン4やスカリフを巡る戦いが描かれたり? それとも来シーズン(そもそも次のシーズンはあるのか)? それは待てばわかるでしょう。

我々が探していたドロイド

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C-3POとR2-D2は『スター・ウォーズ』映画に登場しないといけません。これまで全映画に登場してきた彼らが出てこなかったら、サーガの伝統を壊してしまいます。『ローグ・ワン』での登場は短いものでしたが、彼らの姿を見ることができたのは嬉しいことでした。C-3POとR2-D2が登場したのはジンと仲間たちを支援するために反乱軍がスカリフへと急ぐシーンです。

ダース・ベイダーの城

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グランド・モフ・ターキンがデス・スター計画の手柄を横取りしたことに対し、クレニック長官はダース・ベイダーに不満を訴えに行きます。それが『ローグ・ワン』で最初にベイダーが登場するシーン。しかしその場所はこれまでの『スター・ウォーズ』に登場したどんな場所とも違いました。しかし、これは全くの新しいアイデアというわけではありません。

そうです、「ダース・ベイダーの城」と言うのは実は『ローグ・ワン』よりもずっと昔から存在したアイデア。実は『帝国の逆襲』で、重要な場所として考えられていたのです。上の画像はラルフ・マッカリー(マクウォーリー)が『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』のプレプロダクションで描いたベイダーの城のコンセプトアートです。

結局そのアイデアは没になったのですが、後に拡張銀河(スター・ウォーズのフィクションストーリー)で再復活。惑星ヴジュンにあるという設定でした。しかし新たな正史では、Lucasfilmストーリー・グループのクリエイティブ・エグゼクティブであるPablo Hidalgoが城のある惑星はムスタファだと発言しています。そう、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』でアナキン・スカイウォーカーとオビ=ワン・ケノービが対決したあの惑星です。アナキンに対する辛辣な冗談にも思えますが。もしかしたら『シスの復讐』と『ローグ・ワン』をつなぐ唯一の架け橋かもしれません。もしかしたら後にカイロ・レンやルーク・スカイウォーカーがこの場所に興味を示すかもしれませんね。

モン・モスマがベイル・オーガナにオビ=ワンの助けを求める

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モン・モスマは当初はジンがスカリフに行くことを良しとしませんでしたが、何かが起きようとしているのは予期していたようでした。モン・モスマはベイル・オーガナにひっそりと彼の「ジェダイの友達」に連絡を取るようにと話を持ちかけます。この「友達」はずっと隠れて暮らしているものの、クローン大戦の時にはベイル・オーガナを助けてくれた人物。そう、もちろんオビ=ワン・ケノービです。モン・モスマはそんな機密ミッションを託すのに信頼の足る人物を知っているかと訊ねます。ベイルはそれを託す人物、「彼女」を命にかけて信頼しているといいます。

もちろんこれはベイル・オーガナの娘であるレイア・オーガナのことでしょう。『新たなる希望』ではレイアはオビ=ワンについて知っており、自分が捕らわれるであろうことを悟り、彼にデス・スターの設計図を託します。でももしベイダーがレイアの乗る船を攻撃しなかったのなら、レイアはこの計画をベイルのいるオルデランまで届けていたのでしょうか? それとも自らケノービへと届けたのか? それはわかりません。

ブラック・セイバー

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キャシアンとジンがデス・スターの設計図のコードネームを見つけ出そうと、スカリフのアーカイブを探っているとき、ジンは「ブラック・セイバー」(Black Saber)というプロジェクト名を読み上げます。これはもしかしたら「ダークセイバー」(Darksaber)と関係があるのかもしれません。これは『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』と『反乱者たち』で共にマンダロリアンの振るう武器として登場するもの。ダークセイバーは大昔のライトセーバーで、ヴィズラ一族により盗み出され、先祖代々受け継がれてきました。

以上が正史の「ダークセイバー」ですが、拡張銀河にはケヴィン・J・アンダースン著の『ダークセーバー』(上下巻、竹書房文庫)が存在します。これはデス・スターのスーパーレーザー部分だけを取り出したような超兵器で、その形は巨大なライトセーバーとも言えるものでした。そのため「ダークセイバー」という名称になっています。もしかして、この設定が復活したりするのでしょうか?

おかえり! レッド・リーダーとゴールド・リーダー

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『ローグ・ワン』には懐かしい顔ぶれが沢山登場しましたが、なによりも嬉しいかったのは『新たなる希望』のヤヴィンの戦いにも登場した二人の反乱軍パイロットたちでしょう。Xウィングからなるレッド中隊のリーダー、ガーヴェン・ドレイス(左)。そして、Yウィングからなるゴールド中隊のジョン・“ダッチ”・ヴァンダー(右)。どちらもスカリフの戦いを生き延びましたが、ヤヴィンの戦いでは戦場に散りました。

レッド・ファイブの運命

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反乱軍のパイロットといえば、『新たなる希望』でルークがレッド・ファイブとなった理由、レッド・ファイブが空いていた理由が判明しましたね。元々のレッド・ファイブは『ローグ・ワン』のスカリフの宇宙戦で機首を上げきれずに死亡したのです。そのため、その後間もない『新たなる希望』のヤヴィンの戦いではルークがそのコールサインを使用することになったわけです。

なぜショア・トルーパーやデス・トルーパーが以前の作品に登場しないのか

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『ローグ・ワン』には初めて見る宇宙戦やトルーパーたちが登場しました。『新たなる希望』の直前を描いた作品ですが、『ローグ・ワン』に登場するそれらは旧三部作には登場しません。特にスラリとしたエリート兵士、デス・トルーパーたちはかっこいいですが、なんでこれ以降の作品で出てこないのでしょう? 『ローグ・ワン』を見ればその答えがわかります。それは「デス・トルーパーはみんな死んだ」から。

デス・スターがスカリフの帝国施設を破壊したとき、きっとすべてのショア・トルーパーとデス・トルーパーは死んでしまったのです。もしかしたらTIEストライカーとUウイングもそうなのかもしれません。旧三部作に登場しない理由としては少なくともありえそうです。

銀河で大人気の飲み物

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正史の中には我々の世界でいうところのコーヒーによく似たカフ(Caf)というカフェイン入りの飲み物が存在します。しかしきっとそれよりも人気なのは、『ローグ・ワン』冒頭で出てきたアレでしょう。アーソ一家がクレニックに見つかったと気づいた際に、アーソ家のキッチンに見えるのは、ピッチャーに入ったブルーミルクです。最初にブルーミルクが登場したのは『新たなる希望』の上の画像、ラーズ家のキッチンです。

ブルーミルクはどうやら、『スター・ウォーズ』の銀河の中では死期の迫る保護者的人物にとても好まれる飲み物のようですね。

グランド・モフ・ターキンとレイア姫の帰還

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『ローグ・ワン』には『新たなる希望』で重要な役割を持つこの2人も登場しました。『新たなる希望』に登場したウィルハフ・ターキンは、デス・スターの主導権を握っているという感じでしたが、『ローグ・ワン』ではクレニックの功績であるデス・スターを奪うところが描かれていました。つまりただ帝国は一枚岩の巨悪というわけではなく、内部でクレニックに対してターキンという敵が存在するというひねりがあるわけですね。この当たりは『ローグ・ワン』の前日譚である小説『Catalyst: A Rogue One Novel』にも描かれています。

レイア・オーガナについてはもちろん御存知の通り、彼女は『新たなる希望』の初めでデス・スターの計画書と共にタンティヴIVに乗っています。『ローグ・ワン』のかなり暗いエンディングに、懐かしい顔が見れたことで痛みも和らいだのではないでしょうか。

反乱軍リーダーたちの帰還

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反乱軍にとって重要な2人も登場してくれました。旧三部作からのこちらの2人は、ターキンやレイアと違いCGではありません。『シスの復讐』でも同役を演じたジェネヴィーヴ・オーライリーが、モン・モスマを。そして『ゲーム・オブ・スローンズ』のバリスタン・セルミー役でおなじみ、イアン・マッケルヒニーがジャン・ドドンナ将軍を演じています。

「ホイルス」

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『ローグ・ワン』に登場した2人組み、チアルート・イムウェとベイズ・マルバスは「ホイルスの守り手」(The Guardian of the Whills)だと大雑把に言及されます。「ナーフ飼い」のようなあまり意味のないネタのように聞こえるかもしれませんが、この「ホイルス」(もしくはウィルズ)は『スター・ウォーズ』において、長く重要な歴史を持つのです。とは言っても大体はサーガ外での話ですが。

元々はこの「ホイルス」、70年代初めにジョージ・ルーカスが最初の映画のアイデアをドラフトで考えていたとき、作中の出来事を「The Journal of the Whills, Part I」(ホイルス銀河史、第1部)という太古の昔の本のリテリングという形にしようと思いついたのです。ホイルスが何者であれ、それを我々が知る由はありません。チューバッカ役のピーター・メイヒューが公開した初期の脚本にもその名が書いてありますが、このアイデアはすぐに消え忘れられ、拡張銀河の素材としてその名が使われるのみでした。

拡張銀河では、これがフォースに関連した謎の組織とされています(『シスの復讐』のノベライズ版と初期の脚本では、クワイ=ガンがフォース霊体になる方法を「Shaman of the Whills(ウィルズのシャーマン)」から教わった事になっています)。しかし『ローグ・ワン』が銀幕上でこれについて言及した初めての作品となりました。

デス・スターの設計に残されたガレンの罠

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40年近くもの間、『新たなる希望』を見て「デス・スターの設計には重大な欠陥があり、設計者たちは大馬鹿者だ」と思われていました。ルーク・スカイウォーカーが光子魚雷1つですべてを爆発できてしまったからです。しかし今、『ローグ・ワン』によりこれを全く新たな視点から見ることができるようになりました。その欠陥は、反乱軍が見つけ出せるようにとゲイレン・アーソが意図的に残したものだったのです。妻を殺され、娘が逃亡生活を送らなくてはならなかったことに対する帝国への究極の復讐です。

懐かしのドロイドたち

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R2-D2とC-3POのカメオの他にも懐かしいドロイドたちが登場しています。ゴンク・ドロイドことパワー・ドロイド(左)がヤヴィン4の反乱軍基地でジンが連れて行かれるシーンの背景に登場していますし、スカリフではストームトルーパーの近くにマウス・ドロイド(中央)が。ジェダではソウの反乱勢力兵たちが帝国の車両を襲う前に『帝国の逆襲』にも登場したプローブ・ドロイド(右)が人混みに紛れて登場しています。

image by io9

James Whitbrook and Germain Lussier - Gizmodo io9[原文
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